メジャーリーグは、ノンテンダーFAの期限も現地時間12月2日から11月30日に前倒しになり、労使交渉(CBA)のもつれからロックアウトが懸念されている。
移籍先が注目される大物FA選手の中には、ロックアウトにより交渉が長引くのを避け、CBAの失効前に契約してしまうケースも出てきそうだ。
MLB移籍情報
様々な情報があり、流動的だったハビアー・バイエズ遊撃手(二塁手)の所属先がメッツとの再契約で落ち着きそうだ。ロックアウト前に決着がつくという予測もある。
地元ニューヨークのスポーツシーンを中心に報道している「SNY」のアンディ・マルティノ記者は「バイエズは(現地時間)12月2日のデッドラインの前に契約先を決める可能性がある選手の1人だ」と紹介している。
バイエズ争奪戦は、まだ予断を許さない状況
地元メディアの番記者によるこの報道が、バイエズとメッツ再契約の根拠だが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンはカブス復帰の可能性も報じていた。
バイエズ争奪戦にはレッドソックスとタイガースも参入。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者はレンジャーズが獲得に動く可能性にも言及している。
複数球団がバイエズ争奪戦に参入している背景には、同じスター遊撃手のカルロス・コレアやコーリー・シーガーの獲得には総額3億ドル(約347億円)規模の超大型契約が必要だと予想され、巨額の補強費拠出を避けた球団が、バイエズ争奪戦へ流れているという見立てもある。
メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、「予想よりも多くの球団がバイエズに興味を示している」ということで、これがバイエズ争奪戦を予断の許さない状況にしている。
残り1週間、バイエズが来季、どこのユニフォームを着るのか注目だ。
スティーブン・マッツ投手やノア・シンダーガード投手のように元メッツの選手がまたもニューヨークを去るのか、メッツ16代目GMビリー・エプラーの腕の見せ所だ。