MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

パイレーツ筒香嘉智、代打で3号ソロ本塁打、移籍後7試合で3本目

パイレーツの筒香嘉智外野手は23日(日本時間24日)、本拠地のダイヤモンドバックス戦に代打で出場し、2試合ぶりの3号ソロを放った。

 

MLB2021 きょうのメジャーリーグ

 

ダイヤモンドバックス 5

パイレーツ 6

@PNCパーク

 

 

筒香の今季2本目になる代打本塁打が反撃の狼煙になってパイレーツは5点差を逆転勝ち。6対5で勝利を収めた。

 

 

筒香は3点を追う7回に先頭。投手の代打で起用されると、ダイヤモンドバックス3番手のテイラー・クラークの95.7マイル(約154キロ)の内角直球をフルスイング。

 

 

初球のフォーシームを捉えた打球は弾丸ライナーで右翼席に突き刺さった、2試合ぶりの3号ソロとなった。打球角度23度、初速104マイル、飛距離373フィートだった。

 

 

メジャーの球速にも対応できるようになってきたことをイメージできる一発だった。代打では3打数3安打(二塁打、2本塁打)と結果を残した。

 

 

パイレーツの指揮官も筒香の打撃を「本当に良いスイングをしているし、打球にインパクトがある」と絶賛。「彼を獲得したとき、パワーが備わっているのは分かっていた。そのパワーをこの短期間で見せてもらっている」と筒香のパワーを称えている。

 

 

これで筒香はパイレーツに移籍後、7試合で4本塁打18打数6安打の打率.333、本塁打3、2塁打2で長打率も.944。昨日はスタメン起用で4打数4三振だっただけに、本境地初登場でインパクトを残した。

 

 

相手はダイヤモンドバックスで、パイレーツとの「リーグ最低勝率対決」だったが、筒香がその長打力で、試合を面白くしてくれた。

 

 

筒香嘉智のメジャー残留をかけた本拠地7連戦

 

しかし、筒香のリベンジは始まったばっかりだ。9月になればセフテンバー・コールアップでマイナーから若手が昇格して来て出番が少なくなる。筒香にはそれまでの2週間にインパクトのある結果を残してほしい。

 

 

8月の残りの日程はビジターでドジャースカージナルスと5試合消化して日本時間24日からのダイヤモンドバックス3連戦、カージナルス4連戦をホームで戦う。

 

 

この12試合がインパクトを残すチャンスだ。とくにホームでの7連戦に勝負をかけてほしい。積極的に振って振って振りまくれ筒香

 

 

pnc-pirates.jpg

 

 

ホームのPNCパークのライト後方にはアレゲニー川が流れており、場外弾を打つとその川に飛び込むのが名物。

 

 

しかし、過去4本しかなく、筒香には、川に打ち込むぐらいの豪快な“スプラッシュ弾”でピッツバーグのファンを沸かせてほしい。