パイレーツへ移籍した筒香嘉智が好調だ。渡米後初となる2試合連続の本塁打をマーク。左投手から放った豪快なセンターオーバーのアーチだった。
GAME DAY きょうの日本人プレーヤー
パイレーツの筒香嘉智外野手が21日(日本時間22日)、敵地でのカージナルス戦に「4番・一塁」で先発出場した。
2試合ぶりの先発出場だったが、スタメン起用の期待に応え結果を残した。この日は4打数2安打のマルチ安打で、2打点も記録している。
パイレーツ移籍後は好調で、5試合に出場して13打数5安打(本塁打2、2塁打2)、3打点、三振1、打率.385。
ただし、今季の3チーム通算では116打数21安打、打率.181、出塁率.269、長打率..284、OPS.554とまだまだ物足りない。
1対1の同点で迎えた4回、先頭打者となった筒香は先発左腕J.A.ハップの初球を捉えバックスクリーン右に2号ソロ本塁打を放った。
Yoshi does it again! pic.twitter.com/W7ipWidLJU
— Pittsburgh Pirates (@Pirates) August 22, 2021
この試合では7回の打席でも2死一、二塁で、センター前へタイムリーヒットを放ち、2打点目を挙げた。パイレーツ移籍後は1三振だけ、それだけ積極的にファーストストライクを狙いに行って、しかもボールを捉えている結果と見たい。
とくに今日の2号ソロ本塁打は、メジャー通算130勝左腕のハップが初球に投じた89.7マイル(約144.4キロ)のフォーシームを叩いた本塁打で、打球はバックスクリーン右に着弾した。
飛距離430フィート(約131.1メートル)、打球速度106.6マイル(約171.6キロ)という豪快な一撃だった。貴重な「長距離砲」として首脳陣にもアピールできたのではないだろうか。
前回も紹介したが9月になればメジャーもロースター枠が拡がり、ベンチ入りが40人まで許される、その結果、来季に向けてマイナー選手たちの起用が増える。そうなれば、筒香の出場機会は減少するだろう。
だから、筒香に残された時間は9月までの残り数試合だ。来年もメジャーで戦いたいのなら、ゆっくりボールを選んでいる時間は残されていない。がんばれ、筒香嘉智!