MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

レッドソックス澤村拓一がヤンキース打線を鎮圧

澤村拓一ヤンキースの強力打線を2回無安打、無失点に抑え込む好投でレッドソックスを勝利に導いた。

 

伝統のライバル対決でインパクトのある投球

 

澤村拓一は先発右腕ネイサン・イオバルディの後を継いで3点リードの7回裏から登場。2回29球を投げて被安打0、奪三振5、与四球1、失点0の好リリーフで今季4ホールド目をマークした。これで今季の防御率を2.78にした。

 

 

日本の剛腕が伝家の宝刀でねじ伏せた

 

伝統のライバル対決で存在感を見せつけた。気持ちの良いシーンだった。7回の三者連続三振は圧巻だった。

 

 

 

澤村vs.ヤンキース打線

 

7回裏

ゲーリー・サンチェスをスプリッターで空振り三振

ブレット・ガードナーをフォーシームで見逃し三振

※この日最速97.3マイルを計測

DJ・レメイヒューをスプリッターで空振り三振

 

8回裏

ジャンカルロ・スタントン四球

アーロン・ジャッジをフォーシームで見逃し三振

ジオ・ウルシェラをスプリッターで空振り三振

グレイバー・トーレスをフォーシームでセカンドフライ

 

 

イマキュレイト・イニングが達成された

 

この試合ではレアな記録が達成された。

 

ヤンキース先発のマイケル・キング投手は4回表にイマキュレイト・イニング(=3者連続3球三振)を達成した。わずか9球でイニングを終えるというシンプルな記録だが、調べると達成者は少ない。

 

「immaculate inning」(欠点のないイニング)と呼ばれているが、1929年から52年までは一度もなかったが、球数をきにする近年では徐々に増えてきた。

 

今回も含め85人の投手が計90回記録しているが、それでもノーヒット・ノーランよりもレアな記録だ。

 

直近では2020年9月18日にインディアンスのザック・プリーサックがタイガース相手に記録した。

 

マイケル・キングは2019年9月にメジャーデビューした26歳で、この日がメジャー19試合目の若手。今季もマイナー登録で5月に昇格した無名に近い投手だ。

 

珍しい記録なので、ヤンキースが公式ツイッターで取り上げている。

 

 

さぞ剛腕の新人でも現れたのかと思いきや最速でも94マイル程度の投手で、ゴロを量産させるグラウンドボールピッチャーだというから不思議なものだ。

 

 

▽Information source

 

参考データ