パドレスの右腕、ジョー・マスグローブ投手が今季メジャー初のノーヒットノーランを達成した。
MLB2021
1969年創設のパドレス球団史上初の快挙となった。カリフォルニア州出身でサンディエゴ近郊で育ち、少年の頃からパドレスファンだった男が球団の歴史に1ページを飾る快挙をやってのけた。
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マスグローブは9回112球（ストライク77）投げて許した走者は4回に死球で出した1人だけ。10三振を奪う力投だった。これで今季2勝目（0敗）。
前回の今季初登板でも6回を被安打3、失点0の好投だったので防御率は依然として0.00。
ジョー・マスグローブって、どんな投手？
1992年12月4日生まれの28歳。米国カリフォルニア州サンディエゴ郡エルカホン出身。
2011年のMLBドラフト1巡目追補（全体46位）でトロント・ブルージェイズから指名され、プロ入り。2012年7月20日に計10人が絡む大型トレードで、ヒューストン・アストロズへ移籍。
2016年8月にメジャー初昇格。この年は11試合（先発10試合）に登板して4勝4敗、防御率4.06、55奪三振。
2018年1月にゲリット・コールとのトレードでマイケル・フェリス、コリン・モラン、ジェイソン・マーティンと共にパイレーツに移籍。
今年の1月ににパイレーツとパドレス、ニューヨーク・メッツの3チーム間でトレードが行われ、その時にパドレスへ移籍した。
スリークォーターから投げる95マイル前後のフォーシームと大きく横に曲がるスライダー。70マイル後半のカーブ、チェンジアップ、シンカーなど多彩な球種を持つ。
2022年が調停最終年で22年シーズン終了後にフリーエージェントになる。今季の年俸は445万ドル。
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結果だけ見ると、タティスJr.とのバカみたいな長期契約は失敗のようで、はやくも不良債権の匂いがしてきたが、マスグローブの獲得は大成功だったようだ。
パドレスのチーム防御率は1.73まで一気に上昇したが、これは30球団トップ。ただ、ブルペンに故障が多いのが気がかりだ。
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