MLB契約情報
契約は2年3400万ドル
現地時間2月23日からスプリング・トレーニング(バッテリー組は18日)が始まるドジャースだが、それを前にチームリーダーの一人、ジャスティン・ターナー三塁手の再契約が決まった。
契約内容は2年総額3400万ドルで3年目はオプションになっている。さらに、800万ドルのサインボーナスが含まれる。
Justin Turner deal with Dodgers, per source: Two years, $34M, with club option for third season. Includes $8M signing bonus.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) February 14, 2021
地元出身の人気者ジャスティン・ターナー
今オフにドジャースからフリーエージェント(FA)になっていたターナーは、ブルワーズやメッツ、ジェイズ、ブレーブスなどからもオファーがあったということだが、地元カリフォルニア州ロングビーチ出身だけに、本人の第1希望は故郷のドジャース残留だった。
2006年にレッズから指名され、2010年にはオリオールズからDFA、2013年にメッツからノンテンダーFAになったターナー。4球団目のドジャースはマイナー契約から昇格してレギュラーの座をつかんだチーム。メジャーキャリア12年間うちで7年間在籍している。
それだけにドジャースのユニフォームを今季も着ることになってファンとしても楽しみが増えたような気がする。パドレスのダルビッシュ有との対決が楽しみだ。
チャンスに強い遅咲きの勝負師
赤毛のアゴ髭がトレードマークのターナーは遅咲きの苦労人のイメージが漂う36歳。今回の再契約で38歳までの2年間は在籍することが決まり、ドジャースでバットを置くことになるかもしれない。
地元での社会貢献活動にも熱心な男で、それが認められてロサンゼルス市は2019年1月23日を「ジャスティン・ターナー・デー」にすると発表している。
ターナーが移籍した前の年(2013年)からドジャースはナ・リーグ西部地区を8連覇している。昨年は1988年来、32年ぶりにワールドシリーズを制し、自分をスター選手にしてくれたチームでチャンピオンリングを手にすることができた。
ドジャースでの7年間で796試合に出場して2680打数810安打、打率302、116本塁打、406打点、出塁率.382、長打率.503、OPS.886。MLB通算WAR29.5。
打撃タイトルはなく、オールスター選出も1回だけだが、ポストシーズンには強く、球団のポストシーズン打点記録などを持っている。ここ一番のチャンスに強い頼りがいのあるベテラン選手だ。
The champs are getting their third baseman back.
Justin Turner announces that he is returning to the @Dodgers. pic.twitter.com/6ggug5CaM0
— MLB (@MLB) February 14, 2021