球春が到来し、キャンプのスタートに遅れまいと大物選手の契約が続々と続いている。ブレーブスからFAのフレディ・フリーマンがドジャースとの契約に合意した。
MLB移籍/契約情報
ESPNのジェフ・パッサンとカイリー・マクダニエルが速報で伝えているが、今オフのFA市場で注目選手だったフレディ・フリーマンがドジャースと6年1億6200万ドルで合意した。
BREAKING: Freddie Freeman has agreed to terms with the Dodgers on a six-year, $162 million deal according to @JeffPassan and me.
— Kiley McDaniel (@kileymcd) March 17, 2022
フリーマンがドジャースと合意
年平均は2700万ドルで、3000万ドルに届かなかったのは、少ない気もするが、故郷のカリフォルニアに戻れることでホームタウン・ディスカウントを受け入れたのかもしれない。
それでも先に情報が入ってきたクリス・ブライアントの7年1億8200万ドルには総額で下回るが、年平均では100万ドル上回る契約だ。
情報が流れたのは日本では昨日の昼から夕方にかけての時間帯だった。
ブレーブスが27歳のマット・オルソンと8年1億6800万ドルという長期契約を結び、32歳のフリーマンとの再契約が完全に消滅したあと、その移籍先はドジャースという噂も流れていた。
フリーマンの実績は12年間でシルバースラッガー賞3度、ゴールドグラブ賞1度、オールスター5度選出など輝かしいものがあるが、注目したいのはシーズンMVP(2020年)とワールドシリーズ制覇1度などの大舞台での経験だ。
さらに、12年間で3度しか故障者リストに入ったことがない「故障歴」の少なさだろう。
ビースト打線のドジャース
それにしても今季のドジャースは凄い打線になった。ESPNのジェフ・パッサンも彼が知る限りここ20年間で最強のラインナップだとツイートしている。
In nearly 20 years covering baseball, not sure I’ve seen a better lineup than the one the Dodgers will use this season. In some order, it’s going to be Mookie Betts, Freddie Freeman, Trea Turner, Will Smith, Max Muncy, Cody Bellinger, Justin Turner, Chris Taylor and A.J. Pollock.
— Jeff Passan (@JeffPassan) March 17, 2022
▼2022年予想されるドジャースの打線
1 RF ムーキー・ベッツ
2 1B フレディ・フリーマン
3 SS トレイ・ターナー
5 DH マックス・マンシー
6 C ウィル・スミス
7 CF コーディ・ベリンジャー
8 2B クリス・テイラー
9 LF A.J.ポロック
フリーマンの31本を頂点に全員が本塁打20本以上。ユーティリティのクリス・テイラーでも本塁打20で、それでなくてもチーム得点数でMLB30球団中4位、本塁打数で同4位、OPS同6位だったチームがさらにアップグレードした。
強力な左打者が打線に加わり対戦するカードが多い同地区のダルビッシュ有が可哀そうな気がする。
ユニバーサルDH制の導入でベテランのジャスティン・ターナーを疲れが出てくる夏場にDHで休ませることができるのも30代の選手が多いドジャースにとっては大きなメリットだろう。