レンジャーズの球団人事で新しい動きがあった。名門プリンストン大学出身という異色の経歴を持つヤング氏が就任した。
MLB球団人事
野球運営部門の副社長兼新GMにクリス・ヤング氏
レンジャーズは、クリス・ヤング氏を新しいゼネラルマネージャー(GM)として採用することを発表した。この人事でレンジャーズのジョン・ダニエルズ球団社長はチームの編成本部長とGMを務めていたが、GM職を彼の肩書きから外し、今後はクリス・ヤングが野球運営部門の副社長兼任でGMを担当する。
OFFICIAL: Chris Young has been hired as Executive Vice President & General Manager.
— Texas Rangers (@Rangers) December 4, 2020
Young, a Dallas native and @MLB's SVP of On-Field Operation, will work under Jon Daniels, President of Baseball Operations, in all areas of the department.
Welcome home, Chris! pic.twitter.com/wkkZDb9WHm
アイビーリーグ出身でメジャー79勝
アイビー・リーグの名門プリンストン大学出身という異色の経歴を持つヤングはテキサス州ダラス出身で、現在もダラス在住。
現役時代はパイレーツからドラフト指名され、レンジャーズで2004年にデビュー。208センチの長身右腕で05年には先発ローテーションの一角として12勝をマーク。メジャー通算12年間で76勝を記録している。
06年、ジョン・ダニエルズがパドレスのGM時代に最初のトレードがヤングやエイドリアン・ゴンザレスのトレードだった。その時のトレードは大塚晶則(晶文)も含まれる複数トレードだった。
前職は、メジャーリーグ機構の上級副社長としてフィールド上のオペレーションや審判部門を担当していたが、メッツのフロント入りするとの噂があり、地元紙「ニューヨーク・ポスト」は、メッツと面談していることを報道していたが、地元テキサス州のメジャーデビューした球団を選んだようだ。
メジャーリーグ機構からの転身
今オフ、メジャーリーグ機構のスタッフからはキム・アングが北米の男子プロスポーツチームとしては史上初の女性GMとしてマーリンズのGMに就任してわだいになったが、彼女に続いてヤングも機構からメジャーリーグ球団のGMに就任することになった。