MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ボウチー監督のレンジャーズが12年ぶりAL制覇 MVPはガルシア

 

ブルース・ボウチー監督とダスティー・ベイカー監督の“名将対決”だったMLB2023年のアメリカンリーグ・チャンピオンシップ(ALCS)はGAME7でようやく決着がついた。

 

 

MLB2023 ALCS

 

レンジャーズが12年ぶり3度目のAL制覇

 

 

名将対決でもあり、同じテキサス州フランチャイズの“ローンスターシリーズ”でもあった今回のALCSだったが、レギュラーシーズンで4勝9敗とカモにされていたレンジャーズがシーズンの雪辱を果たした。

 

シリーズMVPは4試合連発のアドリス・ガルシアが選ばれた。

 

▽試合展開は下記の動画で確認してください。

 


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大型補強とボウチー監督招聘で実を結んだリーグ優勝

 

レンジャーズは数年前の大型補強や名将招聘などが実を結んだ。

 

 

 

 

プリンストン大出身の高学歴メジャーリーガーだったクリス・ヤングGMの大きな成果と言えるかもしれない。ヤングは、監督と投手の間柄だったブルース・ボウチーを招き入れた。

 

アーリントンに3年前に開場した新スタジアム「グローブライフ・フィールド」で初のワールドシリーズを開催することもできる。良い流れの中で選手たちが躍動することに期待したい。

 

残念なのは日本人メジャーリーガーがいないことだ、レンジャーズは以前から日本のプロ野球や日本人選手に対するリスペクトが強い球団だった。

 

ダルビッシュ有上原浩治建山義紀藤川球児など多くの日本選手が在籍して注目していた球団だが、日本では人気がないのも事実だ。

 

日本主導で建設中のテキサス新幹線も数年後に開通予定だし、トヨタも工場をカリフォルニア州からテキサス州に移転した。共和党が強いレッドステートで自民党が長い間政権を維持している日本とは親和性も高い。

 

 

 

 

12年ぶりの3度目のワールドシリーズ進出だが、勝てば初制覇になる。

 

GAME7でも15安打の好調の打線に、ポストシーズン4勝のネイサン・イオバルディや若手のデーン・ダニング、夏のフラッグディールトレードで加入したジョーダン・モンゴメリー、マックス・シャーザーなど投手陣もまずまずの顔ぶれになった。

 

シーズンMLB24位だったブルペンに昨年復活したや先発左腕マーティン・ペレスや安定感のあるジョン・グレイを配置して短期決戦の戦い方を知っているボウチー采配も功を奏しているとみたい。