現地10月22日(日本時間23日)、アメリカンリーグ優勝決定戦(ALCS)GAME6はレンジャーズが敵地で勝利。対戦成績を3勝3敗のタイに戻した。
MLB2023 ALCS
レンジャーズ 9
アストロズ 2
ブルース・ボウチー監督とダスティン・ベイカー監督による“名将対決”やテキサス州にフランチャイズを置く「ローンスター・シリーズ」など話題が豊富なシリーズ(7回戦制)になった今季のALCS。
イオバルディ また好投!レンジャーズがタイに!
そのGAME6は最終回にレンジャーズのアドリス・ガルシア外野手が敵地のファンを静まり返らせるグランドスラムを放って9対2でアストロズを粉砕した。
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ガルシアは派手なパフォーマンスもなく静かにベースを一周して試合後もアストロズを刺激させないように、メディアに開放されたクラブハウスに現れず、取材に応じなかったらしい。
GAME5の乱闘騒ぎ。本塁打を放った次の打席で相手の救援右腕アブレイユから死球を受けると乱闘騒ぎを起こして退場処分を受けていた。
それがあってこの日はアストロズファンが第1打席から、ガルシアに強烈なブーイングやヤジを浴びせた。
レンジャーズ先発のネイサン・イオバルディはこの日も好投。6回裏1死一、三塁のピンチからマウリシオ・デュボンの犠打で2点目を失ったものの、7回途中まで5安打2失点に抑える内容。
一方、レンジャーズは8回表二塁からミッチ・ガーバーのタイムリー二塁打で貴重な追加点を奪い、8回裏1死満塁のピンチは3番手のホセ・レクラークがなんとか無失点で切り抜けていた。
4対2で迎えた最終回。レンジャーズは四球とエラー絡みで無死満塁の大チャンスを迎え、コリー・シーガーの押し出し死球で5点目。
さらに一死後、ここまで大ブーイングを浴びて4打席連続三振だったガルシアがグランドスラムを放ち、アストロズファンを静まり返らせた。これで勝負は決まった。
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シリーズの対戦成績は3勝3敗のタイ。リーグ優勝の行方は第7戦に持ち込まれることになった。
明日の予告先発はクリスチャン・ハビエルとマックス・シャーザー。アストロズが勝ちそうな気がするが、ハビエルは対レンジャーズ戦の被打率.391と良くない。
一方のシャーザーもGAME3では4イニング63球で5失点。調子は良くない。早い回の失点だけは避けたい。
アストロズが勝てばリーグ3連覇。レンジャーズが勝てば12年ぶりのリーグ優勝。シャーザーの好投に期待したい。