MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

アストロズがレンジャーズをスイープ!剛腕対決はシャーザーが7失点で誤算

 

ア・リーグ西地区で地区優勝を争うレンジャーズ対アストロズ戦はアストロズが3連戦をスイープして地区首位をキープしている。

 

 

MLB2023 GAMEDAY  

 

 



レンジャーズのホームに同地区ライバルのアストロズを迎えた天王山3連戦だった。

 

首位争いよりも個人的に注目していたのはジャスティン・バーランダーとマックス・シャーザーのマッチアップだったが、シャーザーが7失点して期待されたゲーム展開ではなかったようだ。

 

連敗していたレンジャーズファンの望みは通算213勝、サイ・ヤング賞3度で今季12勝を挙げているシャーザーの胸のすくような快投だった。

 

しかし、そのシャーザーでも好調アストロズ打線を止められなかった。

 

 

 

 

GAME3ではシャーザーから1回にヨーダン・アルバレスの25号2ラン、2回にマイケル・ブラントリーの2号ソロ。そして、3回表にはホセ・アブレイユが13号グランドスラムを放ち、3回までに3本塁打を浴びせてシャーザーをノックアウト。

 

シャーザーは3イニング60球で被安打6、そのうち被本塁打3の失点7と大炎上。快投を期待したレンジャーズファンをがっかりさせた。

 

アストロズ打線は、首位攻防3連戦でレンジャーズ投手陣から16本塁打を放ち合計で39得点。「3試合連続で12得点以上かつ5本塁打以上」はメジャー史上初の快挙らしい。

 

サイン盗みなど不正のないことを祈りたい。

 

一方、打撃力で4月初旬から地区首位を走ってきたレンジャーズだったが、アストロズに分析され研究されてGAME2では僅か1安打。この日も5安打3得点。マーカス・セミエンの21号、22号ソロ弾2発に抑え込まれた。

 

先発バーランダーは7イニング100球で被安打4、失点2(自責点1)の好投で11勝目(7敗)をマーク。

 

このブログで何回も書いているがメジャーリーグの本当の戦いは8月9月の2カ月。とくに9月の追い込みが大事。ここで失速したチームを何年も見てきたが、アストロズが土壇場にきて本命としての本領を発揮した。

 

アストロズは2017年以降の6年間で地区優勝5回、100勝シーズンを4回、リーグ制覇4回、ワールドシリーズ制覇2回。

 

まだ終わってないのであきらめるのは早いが、今季こそは4月から好調だったブルース・ボウチー監督のレンジャーズが地区の覇権を奪うか、何かの奇跡で大谷翔平マイク・トラウトエンゼルスが上に行くことを期待したが、やっぱりAL西は落ち着くところに落ち着きそうだ。