タイガースは10月30日(日本時間31日)、ガーデンハイアーの後任となる新監督に元アストロズ監督で「サイン盗み問題」でワールドシリーズが終了するまで職務停止処分を受けていたA.J.ヒンチ氏が就任することを公式に発表している。
球団人事
ヒンチ氏は、03年に選手としてタイガースに在籍しており、05年シーズン終了後に現役を引退してからは、06年からダイヤモンドバックスのマイナー組織、09年から2年間、ダイヤモンドバックスの監督を務め、15年よりアストロズ監督に就任。
アストロズ監督時代の5年間で481勝329敗の好成績をマーク。最後の3年間はいずれも101勝以上を記録した。
再建期のタイガース
タイガースは、15年に地区最下位に転落し、16年には地区2位となるも、17年は再び地区最下位。シーズン途中には大エースのバーランダーを放出するなど、一気にチーム再建に舵を切った。
2018年はロン・ガーデンハイアー監督が就任。地区3位ながら借金34と大きく負け越し。19年も低迷は続き、両リーグワーストの47勝114敗(勝率.292)という成績で終了。とくにホームでの59敗はメジャー史上ワーストタイ記録だった。
タイガースは再建中だったアストロズを強豪へと変貌させたヒンチの手腕を高く評価し、再建期のチームをアストロズのような常勝軍へと育てていく球団再建をヒンチ氏に任せることになる。
The Detroit Tigers today named A.J. Hinch as the 39th manager in franchise history, agreeing to terms on a multi-year contract. pic.twitter.com/AHALJU1wGw
— Detroit Tigers (@tigers) October 30, 2020