ルーキー資格トップのOPS、アベレージ!守備も魅力
今季、印象を残したルーキー資格のある選手たちを紹介していきたい。
父も元メジャーリーガーというパイレーツのケブライアン・ヘイズ(Ke'Bryan Hayes)は、パイレーツ所属の三塁手。父親と同じホットコーナーを守る23歳だ。
【#今日のプロスペクト】9/2
— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) September 2, 2020
ヘイズ(PIT)5打数2安打1HR2打点
MLB公式で全体45位のトッププロスペクト、ケブライアン・ヘイズがメジャーデビュー戦で初安打&ホームランをマーク。未来のゴールドグラブと評される三塁守備とライナー量産の打撃力のパッケージ。23歳。 pic.twitter.com/CIh0G1f6u0
2015年のMLBドラフトでパイレーツが1巡目追補(全体32位)で指名。今季9月1日(日本時間2日)にメジャー初昇格を果たし、デビュー戦のシカゴ・カブス戦では「7番・三塁手」で先発出場。6回裏にメジャー初安打となるタイムリー二塁打、8回裏にメジャー初本塁打を放つ活躍を見せた。
MLBプロスペクトランキングでチーム内2位、MLB全体でも同46位、他のBPでも55位、FG2019で20位という逸材だ。
今季は、24試合に出場。打率.376、本塁打5、二塁打7、三塁打2、出塁率.442、長打率.682、OPS1.124というハイアベレージを残した。三振数も20で三振率21.2%は、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)などのデビューイヤーと比べると驚くほど少ない。(ジャッジと比べるのは無理はあるが)
9月26日(日本時間27日)には5打数5安打の猛打賞をマーク。8月19日(同20日)から最終の27日までマルチを含む8試合連続安打と打ちまくった。
守備の評価が高く、たとえばヤンキースのミゲール・アンドゥハーもルーキー資格のあった18年に149試合に出場して打率.297 本塁打27本、92打点、2盗塁、OPS.855の好成績を残したが、守備では三塁手として両リーグワーストのUZR-16.0、DRS-25という酷いものだった。セカンドへの悪送球でダブルプレイを逃すシーンをよく目にした。結局、こうした総合力で、新人王投票では大谷翔平に敗れ次点となった。
ヘイズの場合はファングラフスのデータでも「Throws」が60/60と高く強肩かつ正確だということだろう。DRS+4、UZR/150も+8.9と高数値をマークしている。
ケブライアン・ヘイズ(PIT・3B)がメジャー初昇格。MLB公式で全体45位のトッププロスペクト。23歳。3B守備はマイナーNo.1と絶賛されている未来のゴールドグラブ候補。打撃はアプローチ良くライナーを量産するミドルヒッター。昨季は3Aで打率.265・10本塁打・OPS.751をマーク。 pic.twitter.com/cLSMjylp8r
— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) August 31, 2020
打撃成績は試行回数が少ないので、来期以降の推移をみないと正しい評価はできないが、守備力だけでもチームの戦力になることは間違いない。ただ、この三塁というポジションは内野手の中では「長打力」が要求される花のあるポジションなので、鋳物打球に角度が付きだすとノーラン・アレナド(ロッキーズ)のようなスーパースターになるかもしれない。
▽Information source
https://www.fangraphs.com/players/kebryan-hayes/18577/stats?position=3B