MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ヤンキースのG.トーレスが4試合連続9号、アーロン・ジャッジが2捕殺で先勝

見どころ満載だったGAME1  

 

トーレス、セベリーノ、そしてジャッジ

 

MLB2018 きょうのメジャーリーグ

 

 

投打の二刀流で21世紀のベーブ・ルースと全米が注目の大谷翔平がニューヨークに初上陸。

 

ということで話題の3連戦。ヤンキースエンゼルスのGAME1はヤンキースが2対1で制した。

 

大谷翔平は、試合前の打撃練習で32スイング中14本がフェンスを越える打球を放ち、そのうちの数本はアッパーデッキへ打ち込むなど大物の片りんをヤンキースタジアムでも見せた。

 

その大谷だが、試合では3打数ノーヒット、1四球だった。浴びせられる大ブーイングが実力の証かもしれない。第4打席は快速球のクローザー、アロルディス・チャップマンとの「100マイル」対決だったが、二塁ベースの右にシフトを敷いていたショート正面のゴロに終わった。この日は、同じような当たりがもう1本あった。

 

ヤンキースの先発はア・リーグトップタイの7勝をあげているルイス・セベリーノ。この日は、4四球を出したが、エンゼルス打線を被安打4、マイク・トラウトの16号ソロによる1失点に抑えた。

 

守備でもアーロン・ジャッジ右翼手がレーザービームで2アシスト(捕殺)を決めた。

 

 

 

しかし、この日のヒーローは4試合連続の9号ソロ本塁打を放ったヤンキースのグレイバー・トレス内野手。21歳での4試合連続はア・リーグ最年少記録。

 

ヤンキースのNO.1プロスペクトというだけでなく、MLB公式サイトはMLB全体でNO.1、ベースボール・アメリカが同NO.3にランクするメジャーでも屈指の有望株。

 

現地4月22日にトーレスがメジャーに昇格してからのヤンキースは21勝6敗と好調だ。ここまで28試合に出場して打率.333、9本塁打、24打点。出塁率.393、長打率.646、OPS1.038。

 

DeFk0QmVMAAvu1O.jpg

 

ヤンキースは、ジーターなどの“コア4”と呼ばれる主力選手たちが引退して再建期かと思われていたが、長期間低迷することなく順調に若手が台頭している。

 

昨年は、アーロン・ジャッジがア・リーグ新人王を獲得してMVP投票ではホセ・アルトゥーべに続く2位となり、投手ではルイス・セベリーノがサイ・ヤング賞投票で3位、さらにゲーリー・サンチェスがシルバースラッガー賞を獲得するなど、今後のチームのコアとなる20代の選手たちが活躍した。

 

そして、今季もトーレスや23歳のミゲール・アンドゥハー三塁手(打率.291、5本塁打OPS.811)も成長している。

 

新人賞レースで、大谷翔平の強力なライバル達が現れた。