MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

マエケン、無四球9奪三振の力投で6勝目 日米通算150勝のマイルストーンに到達

 

前田健太が23日(日本時間24日)、レギュラーシーズン最終登板となる本拠地で行われたタイガース戦に先発登板。6回94球(ストライク68球)を投げて被安打4、失点3、無四球、奪三振9の好投で今季6勝目を手にした。

 

前田はこの勝利で、NPB広島カープ時代の97勝、ナ・リーグ西部地区ロサンゼルス・ドジャースでの47勝と合わせて日米通算150勝に到達する記念すべきものになった。

 

 

 

前田の移籍1年目、2020年レギュラーシーズンは11先発して6勝1敗、防御率2.70、WHIP0.75、FIP3.04、66.2投球回、奪三振80、与四球10。奪三振率10.80、与四球率1.35。

 

防御率はリーグ3位、bWAR1.7もリーグ7位。WHIP0.76はリーグ1位。9イニング換算の撃たれた安打数も5.341でリーグ1位。1イニングに走者を1人も出さない安定感でチームに貢献している。

 

5月25日にこのブログでも紹介したが、ツインズのデレク・ファルビー野球部門最高責任者(CBO)兼上級副社長とサド・レバインGMの在職期間の最初の数年間はジェットコースターのような成績だったが、ロッコ・バルデリを新監督として招聘。

 

そのバルデリ新監督が就任した昨年は、ブライアン・ドージャーに代わる二塁手としてジョナサン・スクープ、5年間で203本塁打の長距離砲ネルソン・クルーズ、18年30本塁打のC.J.クローンを補強して攻撃面を強化。

 

その策が当たり、両リーグトップのチーム307本塁打、両リーグ2位のチーム打率.270を記録して9年ぶりに地区優勝した。バルデリ監督は就任1年目で最優秀監督賞に輝いた。

 

そして今オフは、その強力打線にジョシュ・ドナルドソンを追加。投手陣には先発ローテの核としてドジャースで実績のある前田健太を獲得した。

 

この補強策が見事にはまり、ホワイトソックスが復活した中部地区で今季、勝率.614という高い勝率で昨年に続きポストシーズン進出を決め、2年連続地区優勝も見えてきた。