メジャーリーグは26日(日本時間27日)、全米各地で行われ、ツインズの前田健太投手はホワイトソックス戦で今季初先発した。
MLB2020
前田は5回2失点、今季初勝利
メジャー5年目で、ドジャースから先発ローテーションの一角としてツインズに移籍した前田が、安定したピッチングで結果を残した。
味方の重量打線がホワイトソックス相手に4回までに10点を奪うなか、無失点投球を続けた。5回に2ランを被弾したものの、5回を84球(ストライク58)、被安打4、失点2、奪三振6、1四球でゲームを作った。
When your new team spots you a 9-run lead in two innings, this is how you respond.
Great debut, Maeda! #TwinsWin | #MNTwins pic.twitter.com/KMzm2A6qVF
— Minnesota Twins (@Twins) July 26, 2020
その後もツインズはリードを広げ14―2で大勝。前田は新天地で今季初白星を飾った。ツインズは敵地シカゴでの開幕3連戦を2勝1敗で勝ち越し。アメリカンリーグ中部地区連覇に向けて好スタートをきってホームにカージナルスを迎える。
マリナーズの菊池雄星投手も敵地ヒューストンのアストロズ戦で今季初先発。右打者に好打者が多いアストロズ打線相手に3回2/3を70球(ストライク40)、被安打5で失点5、4奪三振、4四球とリードを守れず降板した。
山口は逆転サヨナラ弾を許すほろ苦いデビュー
ブルージェイズの山口俊投手はブルペン登録で開幕を迎えたが、レイズ戦でメジャー初登板初黒星を喫した。1点を勝ち越したタイブレークの延長10回無死二塁から登板。
先頭のマルティネスに四球を与えると、続くキーアマイヤーに82マイル(約132キロ)のスライダーを右翼線に運ばれ、一気に2者が生還し、サヨナラ負けとなった。
得点圏にランナーを背負うタイブレークシステムのため山口が投げた11球はほとんどがストレート系の球筋で、フォークは少なく、最後にキーアマイヤーになげたボールだけがフォークに見えた。
しかし、落ちきらず広く空いた右翼線に打球は飛んだ。1点は仕方ないが、1塁走者を生還させたのは課題の残る守備だった。
レイズの筒香はチャンスの場面で代打で途中出場。セカンドゴロだったが、打点1を稼いだ。延長10回にも打席が回ってきたが、元阪神タイガースのドリスからチャンスを広げる貴重な四球を選んで出塁した。山口との対戦はなかった。
“New year, same mentality”
- @KKiermaier39 pic.twitter.com/i6bFl7jZIH
— Tampa Bay Rays (@RaysBaseball) July 26, 2020