開幕を前にパドレスとロイヤルズの両球団からトレードが成立したことが発表された。
MLB移籍情報
パドレスは外野手のフランチー・コルデロと右腕のロナルド・ボラーニョスの2人をロイヤルズへ放出し、左腕のティム・ヒルを獲得。
ヒルは30歳の変則左腕。サイドから投げるツーシームやシンカーが武器。メジャーキャリア2年目で116試合で通算22ホールド、3セーブ。対右打者の通算被打率.259、被本塁打7、被OPS.766に対し、対左打者では被打率.211、被本塁打1、被OPS.524と好成績を残している。
Thank you for all your contributions to the #Royals organization, Tim!#RaisedRoyal pic.twitter.com/aQ3HI4ZMZw
— Kansas City Royals (@Royals) July 17, 2020
ヒルの加入したパドレスのブルペンは、19-20年オフにエミリオ・パガーンなど4人を補強。クローザーのカービー・イエーツを中心に、ポメランツ、マット・ストラーム、クレイグ・スタメン、ピアース・ジョンソン(元・阪神)などムーキー・ベッツの加入したドジャースの強力打線を意識してか、積極補強している。
ロイヤルズに移籍する25歳のフランチー・コルデロは、メジャー2年目の2018年に40試合で7本塁打を記録。昨年は右肘痛による長期離脱で9試合のみの出場に終わったものの、パンチ力と外野3ポジションを守るユーティリティ性を持ち合わせた有望株。
We have acquired RHP Ronald Bolaños and OF Franchy Cordero from the San Diego Padres for LHP Tim Hill. #Royals pic.twitter.com/ggkZPCU2KV
— Kansas City Royals (@Royals) July 17, 2020
また、ボラーニョスは昨年メジャーデビューしたばかりの23歳右腕。メジャーでの実績はないが90マイル台後半に達する速球を中心としたピッチングで、昨年はA+級とAA級の2階級合計で13勝7敗、防御率3.66をマークしている。
今回のトレ-ドは各地区の勢力図を塗り替えるようなものではないが、開幕が近づいてきたことを感じさせる各チームの補強劇だ。
▽Information source
http://www.mlb.jp/category/news/#34875