ジョシュ・ドナルドソンと再契約しなかったアトランタ・ブレーブスがマーセル・オズーナ外野手と1年1800万ドルで契約した。単年契約では今オフの外野手の最高年俸の契約になった。
MLB.comでは、ワールドシリーズ終了後に「ファングラフス」が示したfWARをもとに現時点でのフリーエージェント(FA)パワーランキングトップ20を発表。その11位にランキングされたのがカージナルスからFAになっていたオズーナ。
19年はfWAR2.6。130試合で、打率.241、29本塁打、89打点、80得点、12盗塁、出塁率.328、長打率.472、OPS.800。
同年代のヤシエル・プイーグ(18位)を抑えて外野手では最高評価だった。守備を含めた総合評価ではやニコラス・カステヤノス(12位、fWAR2.8)より高かった。
Welcome to #Braves Country, Marcell! pic.twitter.com/qstlcGmmhe
— Atlanta Braves (@Braves) January 22, 2020
カージナルスではマーリンズ時代の17年にマークした打率.312、37本塁打、124打点、OPS.924ほどではなかったが、19年オフのFA外野手ではトップランクの評価だった。
ブレーブスはニック・マーケイキス外野手とも契約オプションを破棄したうえで、1年400万ドルの契約(21年のバイアウトが200万ドルなので実質600万ドル)を結んでいる。
この補強で実績から考えると外野手の編成は、レフトがオズーナ、センターがロナルド・アクーニャJr.、ベテラン36歳のマーケイキス(打率.285/9本塁打/OPS.776)がライトに入ることが考えられるが、MLB公式サイトのデプスチャートではエンダー・インシアーテ(打率.246/5本塁打/OPS.740)がセンター、アクーニャJr.がライトに入る編成になっている。
ただ、相手投手が左腕の場合は、左腕に強いアダム・デュバルがライトに入り、アクーニャJr.がセンターにまわり、インシアーテとマーケイキスがベンチに下がることが考えられる。