アメリカン・リーグ・チャンピオンシップシリーズ(ALCS)第3戦は、トロント・ブルージェイズがシアトル・マリナーズを13対4で下し、シリーズ成績を1勝2敗としました。舞台をシアトルのT-モバイル・パークに移しての一戦は、両軍合わせて8本の本塁打が飛び出す打撃戦となり、ブルージェイズがその破壊力で圧倒した。
ALCS GAME3

Bジェイズ18安打5HRで大勝
試合は初回、マリナーズが3番フリオ・ロドリゲスの2ラン本塁打で先制し、地元ファンを沸かせました。しかし、ブルージェイズは3回に9番アンドレス・ヒメネスの2ランで同点に追いつくと、相手先発の暴投や6番ドールトン・バーショの2点タイムリーで一挙5点を奪い、試合の流れを引き寄せた。
その後もブルージェイズは攻撃の手を緩めず、1番ジョージ・スプリンガー、3番ブラディミール・ゲレーロJr.、5番アレハンドロ・カークらの本塁打で加点。特にスプリンガーはポストシーズン通算22本目の本塁打を放ち、歴代4位タイに浮上する記録を打ち立てた。
Feeling 22 😎
— MLB (@MLB) October 16, 2025
George Springer mashes his 22nd career #Postseason homer! pic.twitter.com/wgi2ImqonT
一方、マリナーズは8回に1番ランディ・アロザレーナと2番カル・ローリーの連続ソロ本塁打で反撃を試みたものの、序盤の失点が響き、追いつくことはできなかった。
ブルージェイズの先発シェーン・ビーバーは、初回に2点を失ったが、その後は安定した投球を披露。6イニングを投げて8奪三振、わずか4安打2失点と試合をしっかり作り、勝利に貢献した。
この勝利でブルージェイズはシリーズの流れを変えるチャンスをつかみ、次戦以降の巻き返しが期待される。
一方、マリナーズは、敵地での2勝という大きなアドバンテージを持ち、シリーズを依然としてリードしていることには変わりがない。ただ、再び主導権を握るためには修正が求められるだろう。
両軍合わせて8本の本塁打が飛び出したこの試合は、まさに長打力のぶつかり合い。投手陣にとっては厳しい展開となった。
ブルージェイズにとっては、次戦以降もこの勢いを維持できるかが鍵となる。打線の好調を活かし、シリーズをタイに持ち込むことができるか。ALCSはますます目が離せない展開となってきた。