MLB契約情報
ホワイトソックスが先発ローテを強化
先発左腕ダラス・カイケルがホワイトソックスとの契約に合意した。ESPNのジェフ・パッサンやMLB公式サイトなど複数のメディアが伝えている。
BREAKING: Left-hander Dallas Keuchel and the Chicago White Sox are in agreement on a deal, sources tell ESPN.
— Jeff Passan (@JeffPassan) December 22, 2019
MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、この契約を3年5550万ドルであることを報告。契約4年目の23年シーズンは1850万ドルのべスティング・オプションで、カイケルは最大で7400万ドルを受け取ることができるという。年平均1850万ドル。この冬、FA先発投手としては総額で5番目の高額契約になる。
カイケルは今季、契約がこじれて開幕前に合意には至らず、結局、MLBドラフト終了後の6月7日にアトランタ・ブレーブスと単年1300万ドルで合意した。アストロズで7年、ブレーブスで数カ月、ホワイトソックスで3球団目になる。代理人はスコット・ボラス氏。
今季は、19試合の先発で8勝8敗、防御率3.75、ERA+121、rWAR2.0。MLBキャリア8年で15年に「サイ・ヤング賞」を受賞。オールスターゲーム2度選出、ゴールドグラブ賞4度受賞。
ホワイトソックスは、打撃力でナンバーワン捕手であるヤズマニ・グランダルと4年7300万ドルで契約しており、この冬で2人目の大型契約になる。
再建途上のチームは、カイケル投手とグランダル捕手の31歳コンビを補強して25歳でエース格のルーカス・ジオリート(14勝9敗、防御率3.41)、MLBプロスペクトランキング21位のディラン・シーズら若手投手の成長を待つ構えだ。
移籍先の決まったFAの主なスターター(先発投手)
FA市場に残っているのは、ダラス・カイケル、リュ・ヒョンジンなど。今オフは、近年になく実績のあるスターターたちがFA市場に揃っていた。
コール・ハメルズ(36)
19年2000万ドルから1年1800万ドルでブレーブスと契約
アダム・ウェインライト(38)
19年1000万ドルから1年500万ドルでカージナルスと再契約
カイル・ギブソン(31)
19年812万5000ドルから3年2800万ドルでレンジャーズへ
マイケル・ピネダ(31)
19年800万ドルから2年2000万ドルでブルワーズと再契約
ザック・ウィーラー(29)
19年597万5000ドルから5年1億1800万ドルでフィーリーズへ
ジョーダン・ライルズ(29)
19年約365万ドルから2年1600万ドルでレンジャーズと契約
ケンドール・グレイブマン(28)
19年57万5000ドルから1年200万ドルでマリナーズと契約
スティーブン・ストラスバーグ(31)
19年2500万ドルから7年2億4500万ドル(年3500万ドル)でナッツと契約
ゲリット・コール(29)
19年1350万ドルから9年3億2400万ドル(年3600万ドル)でヤンキースと契約
マイケル・ワカ(28)
19年635万ドルから1年300万ドルでメッツと契約
リック・ポーセロ(30)
19年約2115万ドルから1年1000万ドルでメッツと契約
ブレット・アンダーソン(31)
19年約150万ドルから1年500万ドルでブルワーズと契約
マディソン・バムガーナー(30)
19年1200万ドルから5年8500万ドルでダイヤモンドバックスと契約
フリオ・テーラン(28)
19年1100万ドルから1年900万ドルでエンゼルスと契約
ジオ・ゴンザレス(34)
1年500万ドルでホワイトソックスと契約
ダラス・カイケル(31)
19年1200万ドルから3年5500万ドルでホワイトソックスと契約
※4年目はオプション