ホワイトソックスは現地時間11月21日(日本時間22日)、オールスター捕手でキューバ出身のヤズマニ・グランダルと4年7300万ドルで契約合意したと発表している。
MLB契約情報
グランダルの契約内容は2020年から23年の各年1825万ドル。
グランダルの契約内容
2020年 1825万ドル
2021年 1825万ドル
2022年 1825万ドル
2023年 1825万ドル
OFFICIAL: The #WhiteSox have agreed to terms on a four-year, $73-million contract with free agent All-Star catcher Yasmani Grandal (@YazmanianDVL08). Under terms of the agreement, Grandal will receive $18.25 million per year from 2020-2023. pic.twitter.com/dczzZo8UTE
— Chicago White Sox (@whitesox) November 21, 2019
グランダルはメジャートップクラスの打てる捕手でキューバ出身の31歳。18年オフにドジャースから4年総額6000万ドル、メッツからも同程度のオファーがあったが契約しなかった。
ドジャースからのクオリファイング・オファー(1790万ドル)も拒否してブルワーズと1年1825万ドル(1600万ドル+オプトアウト225万ドル)で契約した。11月1日相互オプションをグランダル側が拒否してフリーエージェント(FA)になっている。
今季は打率.246、28本塁打、77打点、OPS.848、fWAR5.2で、四球率(17.2%)はリーグトップだった。捕手として137試合、一塁手で20試合に出場。捕手のカテゴリーで1095回2/3出場はMLB2位。守備防御点(DRS)+1で900イニング以上出場した捕手の中では8位。ドジャース時代の17年はDRS+17だったので、かなり低下している。
ホワイトソックスの補強プライオリティは本塁打、打点共にリーグ13位の打線のテコ入れ。全米注目のプロスペクトであるエロイ・ヒメネス外野手(31本塁打、OPS.828)に続く長打の外野手を戦力補強したい。プロスペクトとしてルイス・ロバートなどが控えているが、外野手の迫力不足を補うことはできていない。
先発投手のコマ不足は多くのチームと同じだが、グランダルの加入で長打力はアップした。
ホワイトソックスにはオールスターゲームにも選出された正捕手ジェームズ・マッキャン(18本塁打、OPS.789、20年490万ドル)が20年シーズン終了後にFAになる。
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