ルール5ドラフトから出るか!次世代のスター選手
MLBは毎年12月の上旬、、オーナーからマイナーリーグ関係者まで一堂に会する一大“ジョブフェア”であるウィンターミーティング(今年は現地12月8日~12日、サンディエゴ)を開催する。
今年のルール5ドラフトは、ウィンターミーティングの最終日、現地12月12日(日本時間13日)に開催が決まっている。
「ルール5ドラフト」とは、埋もれた才能を発掘するために行われるドラフト。他球団の40人枠に登録されていない、一定の条件を満たした選手を他球団が獲得できる制度。名称の由来はMLB規約の第5条に規定されていることから「ルール5」(Rule 5 draft)と名付けられた。
18歳以下で契約した選手は5年以内、19歳以上で契約した選手は4年以内に40人枠に登録されなければ、他球団がルール5ドラフトで指名可能となる。今年のルール5ドラフト・プロテクト期限は現地時間11月20日(日本時間21日)だった。
「MLB Pipeline」で公開されている球団別プロスペクト・ランキングの上位30人(つまり30人×30球団で合計900人)のうち、今年のルール5ドラフトの対象となるのは150人。このうち、期限までに40人枠に登録されたのは87人で、プロテクト率58%は、ほぼ例年通りの水準だったという。プロテクトされなかった選手はこちら。
ルール5ドラフトで指名した場合、指名した球団はその選手の旧所属球団へ移籍金として10万ドルを支払い、翌年は1年を通して25人枠に登録しておく必要がある。25人枠から外れる場合、5万ドルと引き換えに旧所属球団へその選手を返還しなければならない。
MLBのチームとは別に、マイナーリーグ(AAA)のチームもAAクラス以下の所属選手を指名することができる(マイナーリーグ・フェイズ)。
2000年以降でルール5ドラフトによって移籍し活躍した選手
下記は移籍後、オールスターゲームにも選出された代表的な選手。
シェーン・ビクトリーノ 2002年
ホセ・バティスタ 2003年
ジョシュ・ハミルトン 2006年
R.A.ディッキー 2007年
マーウィン・ゴンザレス 2011年
エンダー・インシアーテ 2012年
ライアン・プレスリー 2012年
▽参考記事
http://www.mlb.jp/category/news/#31145