MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB契約情報】Wソックスがホセ・アブレイユと3年5000万ドルで契約

 

 ホワイトソックスからのクオリファイングオファー(QO)を受託していたホセ・アブレイユが20年から22年終了までの3年間を5000万ドルで再契約した。

 

MLB契約情報

 

 

 契約の詳細は2020年が1100万ドル、21年1600万ドル、22年1800万ドルでサインボーナス500万ドルを3等分した額が各年に振り分けられる。

 

 

 また、FOXスポーツのMLBリポーターとして著名なケン・ローゼンタールの報告では、22年の1800万ドルのうち400万ドルが23年からの4年間で各100万ドルずつ支払われるほか、20年11月1日から21年10月31日まで10チームへのトレード拒否権などが盛り込まれている。

 

 

 

 キューバ出身で来年1月に33歳になるアブレイユは打率.284、33本塁打、123打点、OPS.834、rWAR2.4。今季の年俸は1600万ドル。2019年-20年オフは10名の選手たちにQOが提示されたが、受諾したのは、アブレイユホワイトソックス)とジェイク・オドリッジ(ツインズ)だけだった。

 

 14年のア・リーグ新人王で、今季のア・リーグ打点王MLBオールスターゲームにも3回選出(14年、18年、 19年)されている。

 

 2008年以来、地区優勝がないホワイトソックスの補強プライオリティは、本塁打、打点共にリーグ13位の打線のテコ入れ。

 

 昨日のヤズマニ・グランダル捕手の獲得や今回のアブレイユとの契約はそうした優先事項に沿ったものだが、全米注目のプロスペクトであるエロイ・ヒメネス外野手(31本塁打OPS.828)に続く長打の外野手を戦力補強したい。プロスペクトとしてルイス・ロバートなどが控えているが、外野手の迫力不足を補うことはできていない。

 

 先発投手のコマ不足は多くのチームと同じだが、今後は、ベテランの先発投手を獲得することが補強ニーズになる。