今季世界一に輝いたアストロズが、2020年MVPで通算243本塁打のホセ・アブレイユ一塁手と合意した。
MLB契約情報
「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者が28日(日本時間29日)、ツイッターで伝えた。
The Houston #Astros are finalizing a deal for free-agent first baseman Jose Abreu.
— Bob Nightengale (@BNightengale) November 28, 2022
契約は3年総額5850万ドルで年平均は1950万ドル。明年1月に36歳になるアブレイユと2025年シーズン終了までの3年契約はリスクを伴うような気がする。
ただ、アブレイユはメジャーキャリア9年で負傷欠場は2018年の20日間だけという健康体。デビューした2014年は145試合だったが、18年と短縮シーズンの20年を除く6シーズンで150試合以上に出場。故障の少ないこれまでの実績を評価しての3年契約だったのだろう。
メジャーキャリア8年で150試合以上が1シーズンしかない休んでばかりいるカルロス・コレアとはわけが違う。
アストロズは、正一塁手のユリ・グリエルがFAで、一塁手が補強ポイントだったので、明年39歳になるグリエル(今季800万ドル)よりは高くついたが多少は若返った。
グリエルは以前にアジア人差別とも取れる行為をした奴だったので、アストロズからいなくなって良かった、大谷と対戦するのでテレビで顔を見なくて済む。
アブレイユは、今季157試合に出場して打率.304、二塁打40、本塁打15、打点75、OPS.824を記録。
長打率が低下しているのが懸念材料だが、出塁率が.378と高く、三振率が低い。rWARでは昨年の3.0から今季は4.2にアップしている。
キューバ出身でキューバリーグは年間80~90試合と試合数が少ないが、8年間で884安打、MLBで1262安打、両リーグで2146安打を記録している。
また、デビューから4年連続で年間25本塁打以上、6年連続で20本塁打以上を記録している。
レフトの狭いアストロズのミニッツメイド・パークでは本塁打の量産や長打率アップも期待できるだろう。