メッツから4月28日にDFAになっていたトラビス・ダーノーがドジャースと契約した。あまりインパクトのあるニュースではないが、前田健太と今後、バッテリーを組む可能性もあるので紹介したい。
30歳のダーノー捕手は、もともとロサンゼルス郊外のレイクウッド出身なので、地元に帰る嬉しい移籍になった。
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— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) 2019年5月5日
2007年のMLBドラフト1巡目追補(全体37位)でフィリーズから指名され、2009年オフにブルージェイズ、12年オフにメッツへトレード移籍。この2回のトレードはともにサイヤング賞投手との複数トレードだった。
ドラフト1巡というネームバリューや2011年ベースボール・アメリカ誌のプロスペクト・ランキング17位に入るなどマイナーで有望な捕手という評価があったことから複数トレードでのトレード要員だった。
メジャーデビューは2013年。メッツでは控えの捕手という位置で、6年間で397試合に出場、打率.245、47本塁打、OPS.712だった。16年に右肩を故障するなど、これまでに脳震盪や打撲など過酷なポジションということもあって故障が多く、昨年はトミー・ジョン手術でほぼ全休している。
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— Los Angeles Sports News (@Lakers_newsnow) 2019年5月6日
ロサンゼルスの地元メディアにもまず、彼がロングビーチ出身ということが載っている。記事では「皮肉なことに、彼のお気に入りの選手は、ドジャースからマーリンズ、メッツへとトレードされた殿堂入りマイク・ピアッツァ(捕手)だった」と紹介している。
ドジャースは昨年まで正捕手だったヤスマニ・グランダルの引き留め工作に失敗。スイッチヒッターで強打の捕手として知られるグランダルは、ドジャースの2年連続ワールドシリーズ進出に貢献していたが、ドジャースから1年1790万ドル(約19億3000万円)のクオリファイングオファー(QO)を拒否して、1年1825万ドルでブルワーズと契約している。
ドジャースの今季の正捕手は29歳メジャー5年目のオースティン・バーンズだが長打力がなく、控えは1月にブルージェイズから獲得したベテラン36歳のラッセル・マーティン。
ダーノーがヘルシーな状態を維持できれば、正捕手になる可能性は十分にある。