MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷2試合目も快音無し、空を切るバット、フィットしないヘルメット

エンゼルス大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地デトロイトでのタイガース戦に昨日の復帰第1戦と同じ「3番・DH」で出場した。

 

GAME DAY きょうの大谷翔平

 

結果は3打数無安打1死球で2試合連続の無安打に終わった。

 

これで9打席7打数無安打、昨年も多かった三振は、今年もこれで4三振。このペースでいけば400打数で200三振くらいしそうなペースだ。

 

おそらくどのメディアも書かないような視線で大谷をウォッチすれば、はっきり言って調整不足だろう。

 

それも全部織り込み済みかもしれない。なぜならば今日のような状態が続けば10試合ぐらいは、慣らし運転のリハビリ期間と割り切って1割台か2割そこそこの打率になる。

 

それでも大谷が復帰するまでの繋ぎのような存在で獲得したジャスティン ・ボーアも打率.169だから、それと天秤にかければ、大谷を慣らし運転でも出場させた方が、そのあとのバウンスバックを考えればチームにとってプラスになるからだ。

 

ボーアは、イチローとの同僚だった男。イチローからもらったジュラルミンのバットケースを誇らしげに持ってる気立てのいいナイスガイだが、いかんせんメジャー6年間で通算.255と三流の域を出ない選手。

 

それに比べれば大谷をリハビリさせながら出した方が良いということだ。

 

 

最初の相手ダニエル・ノリスは先発5番手クラスの左腕。今日はローテーションの1番手でしかも左腕マシュー・ボイド。今の大谷には厳しと感じたがその通りになった。

 

リハビリ出場は織り込み済みとしても今日の第1打席は見逃しの三球三振。あまりにも消極的な打席だった。

 

昨日から全て追い込まれている。試合に出た喜びでボールを少しでも多く見て実践感覚を取り戻したいのはわかるが、それなら傘下のマイナーリーグに出場させるべきだろう。この季節のデトロイトボルチモアミネソタと寒い地域のロードはリハビリの負担になる。

 

昨年のメジャー初打席で初球を叩いたあの積極さを見たい。メジャーでは実戦不足の選手だからといってもバッティング練習のように甘い球を投げてくれない。

 

初球の甘い球を叩けず、悪球に手を出して空振りやファウルでカウントを悪くしているパターンがほとんどだ。今日は手術したひじにボールをぶつけられて冷っとするシーンもあった。

 

まず、初球にスイングすること。ファウルでもいい。空振りでもいい。初球を力強く叩くというミッションを大谷には期待したい。

 

明日は今季デビューの左腕ライアン・カーペンターが投げる予定だから甘い球がくるかもしれない。でもスイングしなければ当たらないのは、大谷でも分かってるはずだ。

 

それともう一つ、あのヘルメットはどうにかして欲しい。本人以上に見ているこちらも気になってくる。