エンゼルスのアルバート・プホルスが敵地デトロイトでのタイガース戦で今季6号ソロ本塁打を記録。これでメジャー史上3人目の通算2000打点というマイルストーンを達成した。
MLB マイルストーン
プホルスは3回、2死走者無しの場面で2打席目が回ってくると、タイガース先発左腕のライアン・カーペンター投手の2球目91.8マイルのツーシームを捉えてレフトスタンドに記念すべきアーチをかけた。
これで「2000」という大台に到達。ちなみに、薬物違反のない選手で2000到達は2人目だ。
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— Los Angeles Angels (@Angels) 2019年5月9日
今季はメジャーの歴史を巡る旅を続けているプホルス。4月には、通算1995打点目を挙げ、ヤンキースのレジェンド、ルー・ゲーリック氏の記録を抜いて歴代4位に浮上、4月28日には西海岸のサンフランシスコなどで活躍した3位のバリー・ボンズ氏(1996打点)を抜いて歴代3位になった。
1) Hank Aaron: 2,297
2) Alex Rodriguez: 2,086
3) Albert Pujols: 2,000
4) Barry Bonds: 1,996
5) Lou Gehrig: 1,994
6)Babe.Ruth: 1,992
2011年12月にエンゼルスと10年総額2億5400万ドル(出来高を含むと最大で2億8000万ドル)の契約に合意。ドミニカ共和国出身の39歳。メジャー19年目。これまで獲得したタイトルは
首位打者 1回:2003年(.359)
本塁打王 2回:2009年(47本)、2010年(42本)
打点王 1回:2010年(118打点)
カージナルス時代の成績が華々しいという印象だが、2001年のナ・リーグ新人王はイチロー氏と同期ということもあって記憶に残っている。日本にもファンの多い選手だ。
そのイチローのメジャーでの安打記録も先日抜いて日本のメディアでも記事になった。歴代安打数、本塁打、打点などはもちろん現役選手の頂点だ。
近年は故障の影響から指名打者として出場機会が増えたが、守備の名手に贈られる「フィールディング・バイブル・アワード」 を一塁手として5回受賞している。
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MLBやNFLなど、近年アメリカのプロスポーツ選手は、家族に対するDVなどで出場停止になるケースもあるが、プホルスは人格的にも優れており、2005年には、プホルス(ファミリー)はダウン症児とその家族の生活を支援するための基金を設立。
この支援活動が高く評価され、2008年10月25日、ロベルト・クレメンテ賞がプホルスに贈られている。
アレックス・ロドリゲス氏やマニー・ラミレス氏などの薬物使用が発覚(2009年)。
ドミニカ出身選手に薬物使用者が多いことから彼も疑われたが、何度も検査を受けた結果、一度も薬物反応はなく、近年の長距離打者としては珍しくクリーンな選手として将来の野球殿堂入りが確実視されている。
なお、この試合では大谷翔平も今季初安打を記録している。大谷は4打数2安打(打率は.182)、1打点、1四球だった。
Shohei logs his first hit of the season 👏 pic.twitter.com/eW4ZHDNzTv
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