MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】ヤンキースが先発右腕ソニー・グレイを放出

 

 昨年夏のトレードでもリストアップされていたヤンキースの先発右腕ソニー・グレイの放出先が決まった。

 

MLB移籍情報

 

 

 ヤンキースとレッズのトレードが成立。ヤンキースはグレイとマイナー左腕のレイベル・サンマーティンをレッズへ放出、レッズからはプロスペクトのシェッド・ロングと今年のドラフトにおける戦力均衡ラウンドAの指名権を獲得した。

 

 



 ヤンキースは2017年の後半戦と2018年、2019年の期間にわたりキープできるエース級の若い投手としてソニー・グレイを17年夏に獲得。グレイへの期待は大きく、そのトレードの際には、MLB全体でトップ100にランクされていたことがあるプロスペクトのジェームズ・カプリエリアン、ホルヘ・マテオ、ダスティン・ファウラーをパッケージにしてアスレチックスとのトレードを成立させた。

 

 

 27歳で今後、ヤンキースの先発ローテーションの2、3番手として期待されたグレイだったが、ヤンキース移籍後はパフォーマンスが伸びず、アスレチックス時代の約5年間の防御率3.42からヤンキースでの約2年間は同4.51に悪化。とくに18年は30試合(先発23試合)130回1/3で防御率4.90、WHIP1.496という状態で、夏のトレード期限前後にも放出が噂されていた。

 

 

 一部の報道では、ニューヨークの厳しいメディアとファンからのプレッシャーに対応できなかったという事が報じられ、ヤンキースでは先発ローテーションから外された。スモールマーケットのチームのほうが伸び伸びとプレイできるタイプかもしれない。

 

 

 グレイは今回のトレードの最終交渉のなかで、レッズと契約延長交渉を行い、3年3050万ドルで合意したと、MLB公式サイトは伝えている。(2023年は年俸1200万ドルの球団オプション)

 

 

 ヤンキースはこのトレードでレッズから獲得したシェッド・ロング二塁手をすぐさまマリナーズへトレード。交換要員としてマリナーズから18年のドラフト2巡のジョシュ・ストワーズ外野手を獲得した。