7月末のウェイバー公示なしでトレードを成立させることができる期限、いわゆるトレード・デッドラインを前にポストシーズンを狙うチームと可能性の無くなったチームとの水面下での交渉が続いている。
フラッグディール・トレード情報
そんな中、カブスは早々とこの夏のトレード市場の注目選手、ホセ・キンタナ投手をホワイトソックスから獲得。もう一人の注目投手、アスレチックスのソニー・グレイの争奪戦をアストロズ、ヤンキース、カブスあたりが繰り広げていると複数のメディアが報じている。
MLB.comのマーク・フェインサンド氏の報告によればヤンキースは、先発ローテのマイケル・ピネダを失ったいま、ソニー・グレイのトレード交渉に入っている可能性が高いとしている。
FOXスポーツのケン・ローゼンタール氏は、一塁手のヨンダー・アロンソもヤンキースにフィットしていると報告しているが、同時にトップクラスの選手を2人も獲得するとなれば、かなりの代償が必要だろう。成立する可能性は低い。
Source: Yankees have reached out to Mets about both Lucas Duda and Addison Reed. Story coming soon on MLB .com.
— Mark Feinsand (@Feinsand) 2017年7月18日
ヤンキースの一塁手は現在、若手のギャレット・クーパーと崔志萬といった実績のない選手達が穴埋めをしている状況だが、マーク・フェインサンド氏によればヤンキースは珍しくメッツとも交渉中で、一塁と外野の両翼も守れるルーカス・デューダを獲得したい意向。
さらに、ほころびが見え始めたブルペン陣の補強としてメッツのクローザー、アディソン・リード投手の獲得も狙っているとの報告がある。
アスレチックスから先発のソニー・グレイ、メッツからルーカス・デューダ一塁手とアディソン・リード投手を獲得するとなれば、どれだけ多くの見返りが必要か、今後の進展に注目したい。