昨日、アメリカンリーグ所属のトレード・デッドライン(ウェイバー公示なしでトレードを成立させることができる期限)前の補強ポイントを紹介したが、今回はナショナルリーグ(NL)編としてまとめてみた。(順位は16日17時)
セットアップマンは、クローザーの前、8回を投げる投手という定義もあるが、ここでは優秀な中継ぎ投手ぐらいの感覚で捉えていただきたい。
フラッグディール・トレード情報
【チーム名 / 勝率 / 地区成績 / WC / 補強ポジション】
※WCはワイルドカード
▶各地区首位
ナショナルズ .600 首位 クローザー
ブルワーズ .559 首位 先発投手、セットアップマン
ドジャース .685 首位 セットアップマン
▶WC
ダイヤモンドバックス .582 9.5 +2.0 クローザーorセットアップマン、外野手
ロッキーズ .559 11.5 0 先発投手
ブレーブス .494 9.5 6.0 クローザーorセットアップマン、三塁手
カブス .500 5.5 5.5 先発
カージナルス .489 6.5 6.5 クローザーorセットアップマン
ア・リーグほど混戦ではなく西部と東部は独走状態。西部地区からワイルドカードを含め3チームがプレイオフに出場する可能性がある。
中部地区のカブスは、すでにホワイトソックスからホセ・キンタナを獲得。ここでも紹介したが、キンタナは、移籍第1戦で7回3安打、無四球無失点、12奪三振と快投を演じている。ただ、ブルワーズと5.5ゲーム差があり、地区優勝もワイルドカードも厳しい状態だ。
ナショナルズもアスレチックスからリリーバー2投手を獲得したが、ポストシーズンを任せられる強力なクローザーの獲得には至っていない。
オリオールズが一部選手の放出も検討中との情報もあり、そうなればリリーフではザック・ブリットン(DLから復帰)、ブラッド・ブラック、ダレン・オデイあたりがトレード市場にリリースされる可能性が出てきた。