MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

マックス・シャーザーが年間300奪三振の金字塔、17人目の快挙

メジャーを代表する右腕マックス・シャーザーナショナルズ)が、シーズン300奪三振に到達した。

 

 

これは、100年を越えるメジャーリーグの歴史の中で1900年以降で17人目という偉業だ。試合数が増えた近年でも1990年以降でシーズン300奪三振は他にカート・シリングランディ・ジョンソンペドロ・マルティネスクレイトン・カーショー、そしてクリス・セールのたった5人しかいなかった。

 

 

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2008年にダイヤモンドバックスでデビューしたシャーザー。その凄さは、2009年から10年連続30試合以上に登板、シーズン200イニングを今季も含めて6年連続でクリアしているそのタフさだろう。

 

 

先発投手の目標でもあるこうした数値をクリアして、これまでに最多勝サイ・ヤング賞にそれぞれ3回輝き、2015年には史上6人目となるシーズン2度のノーヒットノーランを達成。最多奪三振のタイトルは16年から2年連続で獲得している。

 

 

今季は、WAR9.7という驚異の数値。33試合、220回2/3、18勝7敗、防御率2.53、WHIP0.911、FIP2.65、奪三振率12.2、与四球率2.1と非の打ち所がない成績で3年連続4回目のサイ・ヤング賞も見えてきた。

 

 

 

 

シャーザーは、節目の300奪三振について「この数字に到達することを夢見ていた。コンスタントにマウンドに立ち、三振を奪うことがいかに難しいかを知っているからね」とコメント。「どうしてもこれをここ、本拠地で成し遂げたかった」とし「ファンの素晴らしいサポートがあった」と感謝の言葉を残した。