ナ・リーグ東部地区で2011年以来の地区優勝を目指すフィラデルフィア・フィリーズが、ニューヨーク・メッツからウェーバーにかけられたホセ・バティスタ外野手をクレイムしている。
MLB移籍情報
37歳のホセ・バティスタは、昨年まで在籍したブルージェイズをFAになった後、今季の開幕直後にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んでいた。
5月4日にはメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入り。若い頃に守っていた三塁にコンバートされたが、12試合で打率.143、2本塁打、5打点と振るわず、5月20日に自由契約となった。
しかし、その直後にメッツと契約。メッツのリチャルディGM補佐が元ブルージェイズのGMで、以前にパイレーツからトレードで彼を獲得した経緯があったからだ。
バティスタは、リチャルディGMのブルージェイズでスラッガーとして開花し、2010年(54本)、2011年(43本)で本塁打王、2010年から15年まで6年連続でオールスターゲームにも選出された。
遅咲きだったが、リチャルディGMとの縁があってのメッツ移籍だった。
今季の成績は、打率.199、11本塁打、42打点、出塁率.340、長打率.368、OPS.708。
フィリーズは、打撃部門でチーム打率がリーグ13位、MLB全体で27位。得点やOPSでも下位で破壊力のある選手を探していた。
キャリア通算で342本塁打、969打点のスラッガーが、貧打のチームでその威力を発揮するのか注目だ。