MLB契約情報
ロイヤルズとの7年契約が満了してフリーエージェント(FA)になっていたメジャーを代表する遊撃手アルシデス・エスコバーが、ロイヤルズと再契約した。
ESPNのバスター・オルニーによると契約金は250万ドルの1年契約。
Alcides Escobar's deal with the Royals is for $2.5 million.
— Buster Olney (@Buster_ESPN) 2018年1月26日
31歳のエスコバーと言えば、15年ワールドシリーズ第1戦の初回先頭打者としてランニングホームランが記憶に残っている。メッツのマット・ハービーの初球を叩いて記録したもので、今から考えると、機動力野球で頂点を極めたロイヤルズを象徴するようなシーンで、シリーズ史上86年ぶり10人目となるランニングホームランだった。
その15年には、夏にオールスターにも選出、ゴールドグラブ賞を受賞した。
エスコバーの後釜として若手有望株のラウル・モンデシーをレギュラーにするプランも考えられたが、時期尚早と判断してエスコバーと再契約に至った。
マーケット・バリューは740万ドルという査定もあったが、16年525万ドル、17年650万ドルだった年俸が250万ドルで1年契約と抑えられた内容になっている。詳細は発表されていないが、これにインセンティブが付くものと思われる。
16年、17年はフル出場しているが、17年は打率.250、出塁率.272、OPS.629と悪く、盗塁数も17から4に激減。守備でも15失策、守備率.978、DRS- 4に終わり、自己ワーストレベルだったことも契約に影響している。