スプリングトレーニング開始まで1カ月を切ったメジャーリーグだが、ブリュワーズがクリスチャン・イエリッチに続いてロレンゾ・ケイン外野手も獲得したというニュースが入って来た。
メジャーリーグ移籍情報
ケインの契約内容
複数の報道をまとめるとブリュワーズとケインの契約は、5年総額8,000万ドルの契約になるという。
Lorenzo Cain has agreed on a 5-year, $80M deal with the #Brewers, source says. It’s the biggest free agent contract of the offseason. The deal includes no-trade protection and significant award bonuses. Milwaukee building a super outfield with addition of Yelich and Cain.
— Jerry Crasnick (@jcrasnick) 2018年1月26日
もともとケインは2004年のドラフトでブリュワーズから17巡目(全体496位)指名を受けてプロ入りし、10年にブリュワーズでメジャーデビュー。8年ぶりの古巣への復帰になる。
ケインの2018年スタッツ
昨季は、155試合に出場して打率.300、15本塁打、26盗塁、OPS.803。出塁率は.363の好成績をマークし、チームのリードオフマンとして期待される。
ブリュワーズの今後の補強?
ブリュワーズの補強ポイントは、先発投手、セットアップマン、二塁手で、外野手は、昨年30本塁打、OPS.875で頭角を現した25歳のドミンゴ・サンタナを中心に、ほぼ固まっていたが、クリスチャン・イエリッチとロレンゾ・ケインの加入で、複数の戦力がトレード要員として回される模様。
MLB.comのジョン・ポール・モロシはケインとイェリッチの加入により余剰戦力となったドミンゴ・サンタナがトレードされる可能性が高いことを報じているが、スモールマーケットのブリュワーズを考えた場合に、20年までの3年6,000万ドルが残るレフトのライアン・ブラウンを放出する可能性も否定できない。
ブラウンの放出も
ライアン・ブラウンと言えば、このブログでも何度か紹介したが、13年の1月に「マイアミクリニックの薬物スキャンダル」が発覚。
その年の7月には、これまで否定していたクリニックからの禁止薬物購入について認めて謝罪し、シーズン残り65試合の出場停止処分を受けた。
ブラウンは、34歳。かつての本塁打王も昨年は、17本と低迷。打撃面でも峠を越えたイメージがあり、先発投手の整備のために、金銭をある程度負担してもトレードに出すのが、最善策のような気がする。ただ、拒否権の問題もあり、簡単には行かないだろう。