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MLB2021 ブリュワーズの開幕スタメン&ローテ予想②

ブリュワーズの開幕ロースター予想

 

激戦が予想されるナ・リーグ中部地区。今回もブリュワーズを紹介したい。

 

個人的にはイメージの薄い球団だが、30年以上前に日本の奪三振王・江夏豊さんが最後に挑戦したのがブリュワーズだ。

 

江夏さんは結局、メジャー昇格ならずに、そのままユニホームを脱いだ。

 

3年連続でポストシーズン進出を果たしているが、今オフはコルテン・ウォン二塁手、ユーティリティー選手のダニエル・ロバートソン、外野の名手ジャッキー・ブラッドリーJr.を獲得した。

 

 

前回は投手陣を紹介したので、今回は野手陣を見ていきたい。

 

 

ブリュワーズの野手陣

 

■捕手: オマー・ナルバエス、マニー・ピーニャ。昨年と同じ顔ぶれ。6年目の29歳ナルバエスフレーミングに難がある。2019年にはフレーミングで-10.4点を記録している。ほかにはFAでルーク・メイリーを追加している。

 

 

一塁手: ケストン・ヒウラ。ヒウラは、何度か紹介したが、日系3世で、父親は日系、母親は中国系。ミドルネームは8月生まれだから「ナツオ」らしい、分かりやすい(笑)。控えとしては元マリナーズのプロスペクトだったダン・ボーゲルバックマリナーズ時代の19年には30本塁打を記録したが、影が薄くなった。

 

 

二塁手: カージナルスからFAのコルテン・ウォンが加わった。

 

 

■遊撃手: オーランド・アルシア、ルイス・ウリアス。どちらになるかわからない。アルシアは外野の守備にも就く。

 

 

三塁手: トラビス・ショウ。スプリングトレーニングに招待選手として参加していたが、3月16日にメジャー契約を結んだ。1年150万ドル。

 

 

■外野手: 外野手は左から主軸のクリスチャン・イエリッチ、ロレンゾ・ケイン、ジャッキー・ブラッドリーJr.。控えの外野手はアビサイル・ガルシア、ビリー・マッキニー。

 

 

■ユーティリティ: ダニエル・ロバートソンジャイアンツからノンテンダーFAになったロバートソンは1月に単年90万ドルで契約。遊撃手アルシアとウリアスもここに分類されるかもしれない。

 

 

 

予想される打線

1(二) コルテン・ウォン(左)

2(左) ジャッキー・ブラッドリーJr.(左)

3(右) クリスチャン・イェリッチ(左)

4(一) ケストン・ヒウラ

5(三) トラビス・ショウ(左)

6(中) ロレンゾ・ケイン

7(遊) オーランド・アルシア

8(捕) オマー・ナルバエス(左)

 

 

左打者が多い打線。捕手のナルバエスまで左打席だ。ケインは調子が良ければ上位打線だろう。ただ、昨年は5試合しか出ていない。4月には35歳になり体力的にも不安が残る。

 

 

彼の控えとしてデレク・フィッシャーとビリー・マッキニーがバックアップ要員。どちらも左打者。右打者のダニエル・ロバートソン、アビサイル・ガルシアの出場機会が増えるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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