フィリーズからFAとなっていたアンドリュー・マカッチェンがブリュワーズとの契約に合意した。
MLB移籍情報
35歳のマカッチェンは、たびたび移籍情報で記事にしているので個人的にはジャーニーマンのイメージだったが、よく調べてみるとパイレーツが9年間でフィリーズ、ジャイアンツ、ヤンキースを経てブリュワーズで5球団目と意外と少なかった。
.@Brewers, OF Andrew McCutchen reportedly agree to a deal, per @MLBNetwork Insider @JonHeyman. pic.twitter.com/zXJILnXKJ8
— MLB (@MLB) March 15, 2022
マカッチェンは、2009年のデビューでメジャー13年目の春になる。若い時は中堅が多かったが、近年は両翼が多く昨年は左翼を中心に144試合に出場。打率.222、本塁打27、打点80、盗塁6、OPS.778。
パイレーツ時代の2013年にナ・リーグMVPを受賞しているが、その面影はずいぶん薄くなった。それでも27本塁打という長打力を買われて指名打者制を導入することになったナ・リーグの球団に拾われたイメージが強い。
1年300万ドルという契約は実績からするとリーズナブルなイメージで、慣れ親しんだナ・リーグ中部地区だけにお買い得かもしれない。
昨年も何度か紹介したが、ブリュワーズは極端な「投高打低」のチームだった。クリスチャン・イエリッチの不振や主軸を期待された日系三世のケストン・ヒウラなどは極度の不振でマイナー落ちも経験している。
チーム打率リーグ14位、MLB27位。それでも地区優勝したので不思議な気もするが、その「投高打低」の反動もあって今季はレッドソックスからFAのハンター・レンフローをロックアウト前に補強。さらに、マカッチェンを追加した。さらなる補強もあるかもしれない。
ブリュワーズの補強状況(ロックアウト解除後~)
▼アンドリュー・マカッチェン外野手
フィリーズが球団オプション破棄でFA 1年300万ドル
▼デービット・フライ捕手
ガーディアンズとのトレード
▼ブラッド・ボックスバーガー投手
1年250万ドル+55万ドルの出来高