ポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指していた鈴木誠也がシカゴ・カブスと5年8500万ドルで合意した。NBCスポーツなど複数の米メディアが伝えている。
Cubs sign Seiya Suzuki to huge five-year deal @NBCSCubs https://t.co/WTjEBai1YB
— NBC Sports Chicago (@NBCSChicago) March 16, 2022
メジャーリーグ移籍情報
鈴木誠也がカブスとの契約に合意
NBCスポーツ・シカゴによると鈴木の契約はカブスの球団史上5番目の契約額らしい。
鈴木の契約は?
過去の日本人野手のメジャー移籍としては、2007年のオフに中日からカブスへ移籍した福留孝介外野手の4年総額4800万ドルを上回り歴代最高額の契約となる。
しかも全球団へのトレード拒否権も付いているという。
MLB公式サイトによると広島にはカブスから1462万5000ドルの譲渡金が支払われる。契約金と譲渡金を合わせると5年9962万5000ドルという1億ドル(本日のレートで119億円)近い金額になる。
MLB屈指の人気チーム
カブスは全米でも人気チーム。シカゴは大都市で生活面でも不便はないかもしれない。フェンウェイに次ぐメジャー2番目の歴史を誇るリグレーフィールドにも行ってみたい。
ただ、個人的な感想を言うとがっかりした。カブスと言えば、ジェド・ホイヤー球団社長が就任以降、昨年の夏にも「ペイロールの圧縮」ということでアンソニー・リゾ、ハビアー・バイエズ、クリス・ブライアント、クレイグ・キンブレルといったチームのコア選手を放出したからだ。
また、彼らと共に2016年のワールドシリーズを制した時のジョク・ピーダーソン、アンドリュー・チェイフィン、ライアン・テペラという選手たちを次々に放出するファイヤーセールを行ってがっかりさせた。財政面では大丈夫なのだろうか。
あの晩年Bクラスだったチームがようやく強くなり始めた矢先にファイヤーセールで解体してしまう。「なんだかなぁ」という印象が強くある。
鈴木には複数の球団が興味を示し、報道ではパドレスやドジャース、レッドソックス、ジャイアンツ、マリナーズ、カブスなどの球団名が挙がっていた。
残念なので、この話題はここまでにしたい。寒いシカゴ。風の強いウィンディーシティーで故障しないで頑張ってほしい。