MLB メジャーリーグ物語

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シカゴ・カブスが地区連覇、3年連続でポストシーズン進出は109年ぶり

昨年、108年ぶりにワールドシリーズを制して3度目の世界一に輝いたシカゴ・カブスが、混戦のナ・リーグ中部地区を今季も制した。

カブスの連覇は07年、08年以来。3年連続でポストシーズンに進出するのは1906年から08年に出場して以来109年ぶり。

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ただ、勝率で1位の西部地区ドジャース、2位の東部地区ナショナルズに次ぐ3番目になり、ディビジョンシリーズ(NLDS)では、ワシントンDCに乗り込んでナショナルズと対戦する可能性が強い。

カブスは、全米にファンを持つリーグ優勝17回のメジャーを代表する人気球団だが、低迷期が長く、1945年以降はリーグ優勝すらできない状況が続いていた。

個人的には、全米第2の大都市にフランチャイズがあって熱狂的なファンがいることから阪神タイガースのイメージがあった。

10年からは3年連続で地区5位に低迷。本格的なチーム再建に取り組み始めた12年には46年ぶりの大台となる101敗を喫し、お荷物球団のようなイメージだった。

そうした事から毎年、セントルイス・カージナルスの後塵を拝するチームだったが、主砲アンソニー・リゾ一塁手やクリス・ブライアント三塁手ら若手選手が次々と頭角を現し、名将ジョー・マッドン監督を迎えた2年目の16年にはベン・ゾブリスト内野手や先発ジョン・レスターらの優勝経験者が持ち味を出して若手をけん引、103勝58敗で地区優勝を果たした。

セオ・エプスタイン社長とジェド・ホイヤーGMの長期戦略が実を結びつつあるようだが、先発ローテは高齢化が進み息切れが心配。クローザーのウェイド・デービス投手も今季で契約が切れる。

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