投手たちの味方をするわけでもいが、ちょっと偏見的な言い方をすれば「飛ぶボール」と「アッパースイング」と「小さなスタジアム」で、ステロイド時代を上回るホームランが量産されている。
マーリンズのジャンカルロ スタントン外野手が57号をレフトスタンドに叩き込んだ。彼の打球は弾丸ライナーが多くパワーを象徴したホームランだが、彼が打球に角度をつける打撃を体得したら70本ぐらいは行くかもしれない。
ジャンカルロ・スタントンまたもや炸裂!60本の大台まで後3本! pic.twitter.com/jBlIwbw886
— MLB Japan (@MLBJapan) 2017年9月24日
ヤンキースのアーロン ジャッジ外野手が46号で新人記録に迫っている。打点も102打点で堂々たる数字だが、三振も201とその身長201センチぐらいに迫り、最多三振数でMLBトップを独走中だ。
シーズン中には連続試合三振が37試合というMLBワーストタイという不名誉な記録もつくった。
ジャッジに比べたら、スタントンの57本、125打点、155三振は安定感があるように見えるから不思議だ。
それより凄いと感じるのはロッキーズのノーラン アレナド三塁手。彼は23日終了時点で両リーグ打点王の126打点で打率.305、35本塁打、104三振と安定感は抜群だ。
【MLB】メジャー最強三塁手 ノーラン・アレナドのスーパープレイまとめ 再 https://t.co/gnsBfTNuSM @YouTubeより#アレナド#守備キチガイ
— c.takeuchi (@amuroo6) 2017年9月23日
アレナドの場合、打者有利なコロラド州に本拠地があって、やや有利かも知れないが、本塁打数でジャッジには劣るが、長打率では.580でジャッジの長打率.599と遜色ない事を考えれば、いかに優秀な打者であるかが分かる。まだ、26歳だ。
三振が悪いと言っているわけではないが、ホームランの飛距離まで計測して大騒ぎしているメディアが、シーズン200三振の打者をどう評価するのだろうか。個人タイトル争いが気になってくる時期だけに注目だ。