MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

レッドソックス、デバースが1試合6安打の快挙

 日本にも数多くのファンがいるレッドソックス。そのレッドソックスフランチャイズプレイヤーともいうべきムーキー・ベッツの移籍報道は衝撃のニュースだった。

 

 

その件に関しては、先日紹介したのでお時間があれば参考にしていただきたい。

【MLB移籍情報】ムーキー・ベッツがこのオフの注目選手になる?

 

 

 ヤンキース同様、若手の野手たちの成長が著しいレッドソックスだが、MLBの在籍期間を示すMLBサービスタイム1.070(1年と70日間)という22歳のラファエル・デバース三塁手が1試合6安打、その内4本が二塁打というメジャー史上初の快挙を達成している。

 

これで今季は、日本時間8月14日終了時点で、490打数160安打。

 

 

 本塁打数はア・リーグ18位だが、二塁打だけを見ると43本は1位。MLB全体1位のチーム打率を誇るレッドソックス打線の中にあって「2番打者」を任されている逸材だ。

 

 

 デバースはドミニカ出身の右投げ左打ち。17年7月のメジャーデビュー。デビュー当時はポチャッとした体型だったが、昨年あたりからずいぶん絞られた体型になった。

 

 記憶に残るのは、8月にヤンキースアロルディス・チャップマンの102.8マイル (時速165.4 キロ)という豪速球を左打者で逆方向に本塁打を叩き込んだことだ。あれには度肝を抜かれた。パワーヒッターというイメージだったが、正三塁手になった18年は、21 本塁打をきろくしたものの打率は.240、OPS.731とやや物足りない数字に終わった。

 

 ただ、ポストシーズンでは、ALDS第5戦で6回に勝ち越しスリーランホームランを放ち、ワールドシリーズ第4戦ではサヨナラヒットを放った。これは、1997年のワールドシリーズ第7戦でエドガー・レンテリアが記録して以来となるワールドシリーズでの9回裏サヨナラヒットの最年少記録になった。

 

 守備でもUZR/150で18年が-5.2から+2.3に向上してレベルアップしたが、三塁手部門では11位。1位のマット・チャップマン(アスレチックス)11.1、ノーラン・アレナド(ロッキーズ)10.6に比べると雲泥の差があり、今後の課題を残している。