メジャーリーグでは、ワールドシリーズを目指す4チームを除いて既に水面下でストーブリーグが動き出している。ここでは、各チームの編成における最優先事項を紹介していきたい。
MLB移籍情報
ア・リーグ東部地区
◆レッドソックス
ここでも何度か紹介しているが、ムーキー・ベッツの動向は、チームだけの問題ではなく間違いなく球界全体の話題だろう。デーブ・ドンブロウスキーGMを解任したレッドソックスだが、新GMは、この難問に対する解決策を見つけることが最優先事項だろう。
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◆ブルージェイズ
野手はビシェット、ゲレーロJr.、ビジオの2世トリオを中心に若い戦力が台頭した1年だったが、先発陣はマーカス・ストローマンをトレード後にローテーションは質量ともに不足している。BP54位、MLB76位のプロスペクトで17年ドラフト1巡目追補(全体28位)のネイト・ピアーソンがAAAまで昇格し、オールスター・フューチャーズゲームにも選出されているが、ジェイズは、先発投手の補強が最優先事項だ。
◆オリオールズ
2年連続100敗以上を記録してしまったチームは再建期の初期段階。ビッグネームの契約は避け内部育成中心の編成にする方針。ジャイアンツからウェーバーで獲得したハンサー・アルベルト二塁手はメジャー4年目の27歳で打率.305でAL8位に入った。
◆レイズ
アビサイル・ガルシア外野手の1年350万ドルでの契約は大正解だった。チーム本塁打数はAL11位だった。指名打者部門の打撃成績もAL11位。長打力のある指名打者が補強の最優先事項だが、スモール・バジェット(低予算)のチームのため来季もJ.D.マルティネスなどの大物選手は予算オーバーだ。
◆ヤンキース
この6年間というスパンで見た場合に田中将大がエースだったといえるだろうが、球界を代表する名門チームにエースらしい絶対的エースが不在だと指摘する声があるのも事実だ。今オフにフリーエージェントになるアストロズの右腕ゲリット・コールの動向を注視しているに違いない。コールの争奪戦にヤンキースが乗り出す可能性はある。過去には(08年) MLBドラフト1巡目(全体28位)でヤンキースから指名を受けている。
▼記事参考
https://www.mlb.com/news/every-mlb-team-s-offseason-priority