MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ヤンキースがレッドソックスを今季2度目のスイープ

ヤンキースは同地区ライバルのレッドソックスと現地8月15日からの4連戦をスイープした。これで6連勝、16勝6敗。アメリカンリーグ西部地区首位のアスレチックスと勝率(.727)で並んだ。

 

MLB2020

 

 

ヤンキースは、8月1日から3日のレッドソックス3連戦もスイープしており対レッドソックス7戦全勝、同地区ライバルを徹底的にカモにしている。

 

一方、レッドソックスは「サイン盗み疑惑」でトム・コーラ監督が球界を去ったシーズン前の騒動と2020年の年俸総額を2億1000万ドル以内に抑えるという「贅沢税回避」の大幅なペイロール削減でデビット・プライスやムーキー・ベッツといった投打の主軸を放出した影響が大きく響いている結果といえそうだ。

 

 

冬の移籍市場でゲリット・コールやアンソニー・レンドンを獲り損なったドジャースは、ベッツの加入で攻撃力は大きくアップグレードした。

 

ここでも紹介したが、攻撃力を比較する指標であるチームOPSレッドソックスは、前年MLB5位の.806からMLB19位の.726にダウン。ヤンキースのチームOPS.839、ドジャースの.793に比べて大きく見劣りする数字だ。

 

レッドソックス 17年OPS.736(22位) 18年OPS.793(1位) 19年OPS.806(5位) 20年OPS.724(15位)

 

本塁打数でもヤンキース40本、ドジャース46本に比べてレッドソックスは27本と少なく。このままでは、ファンからのフロントに対する批判や不満が爆発し、「贅沢税回避」策はいったん棚上げして今オフに打線をテコ入れする事態に陥りそうな状況になっている。