メジャーリーグでは、ワールドシリーズの覇権を争う4チームを除いて既に水面下でストーブリーグが動き出している。ここでは、各チームの編成における最優先事項を紹介していきたい。
MLB移籍情報
ア・リーグ西部地区
エンゼルス
大谷翔平の活躍で日本でも人気急上昇中のエンゼルス。誰もがこのチームにとって先発投手が補強の最優先事項であることは感じているに違いない。
今季のように中古車を購入するのではなく、最低2人から3人は1年を通して投げられる先発投手を補強しなければ来季もBクラスだろう。
今オフ注目の右腕ゲリット・コールはエンゼルスのホームであるカリフォルニア州オレンジカウンティのニューポートビーチ出身だ。
アストロズ
アストロズはおそらくコールを失うが、彼だけではない。ジョー・スミス、コリン・マクヒュー、ウェイド・マイリー、ヘクター・ロンドン、ウィル・ハリスはすべてフリーエージェント(FA)になる。ブルペンの再構築を迫られる。
アスレチックス
アスレチックスはブルペンの強化でどれだけコマ不足の先発陣を支えられるかが課題。
野手はチャップマン三塁手、オルソン一塁手の若手が台頭し、18年の本塁打王クリス・デービスがバウンスバックすれば費用対効果のいい打線だろう。
マリナーズ
考えてみれば長い間、このチームでまともな正一塁手を見ていない気がする。
若手のボーゲルバックが、4年目で30本塁打を放ったがアベレージは.2割を少し超えたくらいでどう考えてもベンチスタートの選手。
34歳のミッチ・モアランド(レッドソックスFA)をFA市場で獲得して、17年ドラフト1巡(全体17位)のエバン・ホワイトを昇格させ、ホワイトの目途が立つまでプラトーンで使う手もある。
レンジャーズ
新球場オープンに合わせて積極的な補強が考えられるが、チームの顔とも言うべきエイドリアン・ベルトレが守っていたホットコーナーを誰が埋めるかにも注目だ。
FA市場にはアンソニー・レンドンやジョシュ・ドナルドソンら高額の三塁手からマーティン・プラド(マーリンズFA)、トッド・フレイジャー(メッツFA)など魅力的なオプションがある。
▼記事参考
https://www.mlb.com/news/every-mlb-team-s-offseason-priority