MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

イチローが世界のホームラン王に並ぶ日米通算5862塁打

イチロー外野手は4日(日本時間5日)、本拠地でのナショナルズ戦の7回に代打で出場。センター前ヒットを放ち王貞治氏と並ぶ偉大な記録を樹立した。

 

イチロー伝説

 

イチローは、塁打数(Total Bases)で日米通算5862塁打(日本1889、米国3973)をマークした。

 

これはMLB公式サイトの発表ではメジャー歴代5位になる。

 

世界のホームラン王に、世界の安打製造機が並んだわけだが、単純に考えても単打は1、二塁打は2、三塁打は3、本塁打は4で計算するTB(塁打)数で、短打の多いイチローが長距離打者に並ぶのは並大抵のことではない。

 

 

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先日の「プレイヤーズ・ウイーク」で特製ユニフォームの袖に選手たちは、それぞれの思いを込めて言葉を書いてプレイした。

 

「家族」や「MOM、DAD」(お母さん、お父さん)という選手が多かったが、イチローの右袖には暗号のようにして「おうかんとく」(王監督)と「おおぎかんとく」(仰木監督)の文字があった。

 

説明するまでもなく、御二人ともイチローが恩師と慕う野球人だ。

 

その王貞治氏に並んで、越えていこうとするイチロー。目立たない記録かも知れないが思い出に残るメジャー通算3070本目の安打になったに違いない。

 

なお、大きな数字と比べて地味な数字になるが、イチローは今季の代打安打数を24に伸ばし、これは1995年にジョン・バンダーウォールがマークした28本にあと4本と迫っている。