マーリンズのイチロー外野手が現地4日、ニューヨークの郊外シティフィールドで開催されたメッツ戦に代打で出場。メジャー通算安打2990本となるツーベースヒットで、3000本のマイルストーンまで残り「10」と迫った。
イチロー伝説
野球殿堂入りの目安とされるMLB通算3000本安打にあと11本としているイチローは、6対6の同点で迎えた8回に先頭打者で登場。
メッツの4人目、速球派のロブレス投手に2球で2ストライクと追い込まれたが、3球目の96マイル（154キロ）の4シームをファウルしたあと、4球目のアウトコースの95マイル（152キロ）の4シームを捉えて低い弾道で右中間へのツーベースヒットをマークした。
この技ありの一打はMLB通算348本目の二塁打。余裕のスタンディングダブルだった。
イチローはこの試合１打数１安打で、打率.340（162打数55安打）。OBP.413、OPS.808と4番手扱いの外野手としてはMLB最高の数字を残している。
ちなみにイチローは、先日、タイムリー三塁打を放ち日米通算115三塁打（MLBでは92三塁打）となり、福本豊氏が持つ日本最多記録に並んでいる。
試合は、6点のリードをマーリンズが守りきれず、同点の8回裏にはトレード移籍してきたロドニーも打たれて6対8で敗れた。
メッツは、これで5連勝。東地区首位のナショナルズに4ゲーム差の2位。一方、マーリンズは、首位のナショナルズと6.5ゲーム差の3位。
