イチロー伝説
2960安打→残り40
マーリンズのイチロー外野手は現地23日、マイアミでのインターリーグ、レイズ戦に「1番レフト」で出場し、一昨日に続き4安打をマークした。
これでメジャー通算2960安打とし、MLB3000本のマイルストーンまで残り40本。日米通算では4238安打とし、メジャー歴代最多安打記録を持つピート・ローズまであと18本に迫った。
この日も背中を痛めている主力外野手イエリッチが復帰できず、イチローが「1番・レフト」で先発。
第1打席は、相手先発の左腕ムーアの2-2からの5球目92マイル4シームを捉えて二遊間をセンター前にゴロで抜ける早い打球のシングルだった。
第2打席は、2回はムーアから1-2からの4球目、外寄りのナックルカーブを芸術的なレフト前。ラインドライブの打球だった。
第3打席は4回。2-2からの5球目92マイルの2シームをセカンドの頭を超えるライト前へ打ち返した。これで3塁ランナーが帰り1打点も記録した。
第4打席は、2人目右腕ラミレスから一ゴロ。
第5打席は、1点ビハインドの8回。マーリンズは無死一、三塁からガレスピーの右犠飛で6対6と追いつき、なお1死一塁でイチローが登場。3人目左腕ロメロの1-0からの94マイル4シームを鮮やかにライト前へ弾き返した。打率は.417。
これで21日のナショナルズ戦に続く1試合4安打。一、三塁とチャンスを広げ続くプラドの投ゴロの間にマーリンズは1点を勝ち越した。
試合は、マーリンズがこの1点を守りきって逆転勝ち“シトラスリーグ”の初戦をものにした。
With his fourth hit of the night, Ichiro is now just 40 hits shy of 3,000 over his Major Leauge career!#Ichiro3000https://t.co/lrsIXrp9UC
— #VoteMarlins (@Marlins) 2016年5月24日
試合後、ロッカールームで報道陣の取材に応じたイチローは「楽しいわけではないけど、実感はあるね」と淡々とコメント。地元記者に安打を量産することの楽しさについて質問されると、「それでもしんどいけどね」と語った。