MLB2017
44歳の腹の出た中年右腕が30球団から白星を挙げる金字塔を達成した。
現役最年長選手であるツインズのバートロ・コローン投手が現地8月20日のダイヤモンドバックス戦で勝利。MLB通算238勝目は全球団からの勝利というメモリアルな1勝になった。これは、史上18人目の快挙だ。
MLB.comによれば現役ではカブスの左腕ジョン・ラッキーとナショナルズの右腕マックス・シャーザーに次いで3人目らしい。
44歳にして素晴らしい活躍を魅せるバートロ・コローン!
— MLB Japan (@MLBJapan) 2017年8月21日
6回6奪三振で、史上18人目のMLB全球団勝利を達成! https://t.co/MdNBSrjWYM pic.twitter.com/vHcTxEmiXz
ドミニカ共和国出身で97年にインディアンスでメジャーデビュー。これまで10球団を渡り歩いた。
個人的には、アスレチックス時代に同地区のマリナーズ、イチローと対戦していた時のイメージが強いが、2012年にはMLBの薬物検査でテストステロンの陽性反応が出たため、50試合の出場停止処分を受けた。翌年にもバイオジェネシス・スキャンダルで禁止薬物の購入が発覚したため、ダーティーなイメージが残っている。
今季はブレーブスで13試合に先発して防御率8.14と打ち込まれ、7月上旬に解雇されたが、プレイオフに望みをつなぐツインズが契約し、移籍後は7試合の先発で3勝2敗、防御率4.46と往年の球速はなくなったが先発ローテーションの一角を担っている。