MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】トレード期限前の「買い手」と「売り手」が鮮明化

 

今季からトレードデッドラインが7月末に一本化されたMLB。それによってオールスターブレイク後の5~10試合が極めて重要な試合になってくる。

 

フラッグディール・トレード情報

 

 

日本時間7月18日現在で各球団が6~7試合を消化しているので今週末あたりがそのリミットになり、10月のポストシーズンを見据えた補強をする「買い手」になるのか、来季以降の編成を考えた「売り手」にまわるのか、各球団のスタンスが鮮明化する。

 

ここではその「買い手」「売り手」球団をそのリミットを前に検討する。加えて、トレード市場で、どの球団のどの選手が大きなインパクトをもたらすかも予想してみた。

 

 

第1弾ではア・リーグの球団を見ていきたい。

 

 

アメリカン・リーグ

 

 

▶「売り手」球団

 

ブルージェイズ・・・マーカス・ストローマン(SP)、ケン・ジャイルズ(RP)、ダニエル・ハドソン(RP)

 

オリオールズ・・・マイケル・ギブンズ(RP)、トレイ・マンシーニ(OF/1B)

 

ホワイトソックス

 

ロイヤルズ・・・ジェイク・ディークマン(RP)

 

タイガース・・・マシュー・ボイド(SP)、ニコラス・カステヤノス(OB/DH)

 

マリナーズ

 

 

▶「買い手」球団

 

ヤンキース

レイズ

レッドソックス 

ツインズ

インディアンス

アストロズ

アスレチックス

レンジャーズ・・・マイク・マイナー(SP) 

エンジェルス 

 

 

レンジャーズは、4連敗で失速。微妙な位置だがワイルドカード(WC)のチャンスは残っている。月末まで全て同地区対決が続く。とくにアストロズとの週末の3連戦が大事だろう。ここで負け越すことがあればWC圏外になる。「売り手」になれば先発マイク・マイナーのトレードも考えられる。

 

エンゼルスは、後半開始の5連勝で勢いに乗っている。今週末も最下位のマリナーズと3連戦。次週は、ドジャースとのインタリーグ戦をはさんで本拠地でのオリオールズ、タイガース戦で日程的には比較的にラクな相手だ。

 

ただ油断できないのは、8月以降でアストロズとの対戦が10試合以上残っている。これはWC争いに不利と見たい。

 

ベテラン右腕マット・ハービーの後半戦のバウンスバックに期待したいが、昨年10勝9敗の23歳右腕ハイメ・バリアや有望株の21歳左腕ホセ・スアレス(チーム内ランキングMLB5位/BP7位)が最低でも今季デビューの23歳右腕グリフィン・キャニング並み(3勝5敗/防御率4.75/WHIP1.19)のパフォーマンスを見せないと8月以降、WC戦線に残るのは苦しいだろう。

 

後半戦のレンタル選手として先発投手を1枚追加することも考えられる。

 

レッドソックスはチャンスがあるとみて先発右腕アンドリュー・キャッシュナーを獲得した。アスレチックスもベテラン右腕ホーマー・ベイリーを獲得。今後は期限までにツインズ、ヤンキースアストロズが動くことになりそうだ。