メッツからドジャースに移籍したカーティス・グランダーソン外野手が、この1週間で2本のグランドスラム(満塁本塁打)を放ってチームに貢献している。
MLB2017
ドジャースは1988年以来のワールドシリーズ制覇に向けて、この夏に精力的な補強を行った。
その中で最後に外野の弱点だったセンターをメッツからカーティス・グランダーソン外野手を獲得して強化した。
そのグランダーソン外野手が1週間で2本のグランドスラムをマーク。しかも、この2本は移籍前のメッツと移籍後のドジャースで記録するという離れ業をやってのけた。
グランダーソンは、現地8月17日の対ヤンキースのサブウェイシリーズの第4戦でメッツの1番ライトで出場。9回に19号グランドスラムを放った。
その後、東海岸のチームから西海岸のドジャースにトレード移籍。
20日にはドジャースのユニフォームを着てデトロイトでのタイガース戦で剛腕ジャスティン・バーランダー投手からチームで唯一の打点を叩き出す20号ソロホームランを放った。
21日には、ピッツバーグでのパイレーツ戦でゲリット・コール投手から逆転の21号グランドスラムを叩き込んだ。この試合は延長にもつれ込んだが6対5でドジャースが制した。
1週間以内に別のチームでのグランドスラムは、移籍の多いメジャーといえども珍しい記録。バーランダーもコールも相手のエースだけに、この2発でドジャースファンの心を掴んだに違いない。
グランダーソンは試合後、ジャッキー・ロビンソンが活躍した西海岸の名門チームに移籍した喜びをインタビューで語っている。
ちなみに、ドジャースのグランドスラムは今季8本目。シーズン最多は2004年の10本。