フラッグディール・トレード情報
ドラフト全体1位指名コンビの先発右腕スティーブン・ストラスバーグと強打者ブライス・ハーパーが主力に成長した2012年に地区優勝して以来、3度の地区制覇(12年、14年、16年)と黄金期を迎えているワシントン・ナショナルズ。
しかし、期待されながら過去3回は地区シリーズどまりで、チャンピオンシップまで進めない状況が続いている。しかも、そうした若手も契約更改を数年後に控え、残された時間も少ない。
同地区のメッツも若手投手陣が驚異になり、西海岸のロサンゼルス・ドジャースは近年にない戦力が充実している。
そんな中、どんな補強をしたのかを見ていきたい。
《獲得選手》
RP ショーン・ドゥーリトル
RP ライアン・マドソン
INF/OF ハウィー・ケンドリック
RP ブランドン・キンツラ-
ナ・リーグ東部地区で4回目の制覇は問題がない状況だが、ジョー・ロスが今季絶望となり、スティーブン・ストラスバーグも10日間のDL入りで、リーグトップクラスの先発ローテも陰りが見え始めた。
ただ、懸案事項だったブルペンは3人を補強。シーズン当初からクローザーの選択に失敗し、防御率でMLB29位と低迷するブルペンを強化した。
クローザーにはツインズから28セーブの33歳ブランドン・キンツラ-を獲得したが、やや迫力不足といった感じ。他の選手も全員30代でチームに足りない経験を加えたという感じだが、ヤンキースやドジャースの補強と比べたら見劣りする。